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歴史時代劇

 

映画『決算!忠臣蔵』予告90秒 11月22日(金)全国ロードショー

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決算忠臣蔵(映画)の内容

映画『決算!忠臣蔵』は、2019年11月22日に公開されました。この映画は2012年11月16日に刊行された東京大学史料編纂所教授・山本博文さんの著書である『「忠臣蔵」の決算書』を原作として製作された映画です。

毎年年末になるとテレビや映画で取り上げられる「忠臣蔵」、古くは江戸時代の人形浄瑠璃や歌舞伎の演目にも取り上げられ、日本人の心に深く刻み込まれている物語です。

「忠臣蔵」のクライマックスは吉良邸の討ち入りですが、そこに至るまでの様々な事象に「お金」が必要です。赤穂藩国家老・大石内蔵助は武器購入費から潜伏中の会議費、住居費、飲食費に至るまで、その使途の詳細を記した会計帳簿を遺していました。吉良邸討ち入りに費やされた軍資金は「約七百両」記載されていました。

この今も昔も人が事をなすのに必要な「お金」に焦点を当て、お金にまつわる悲喜こもごもの人間ドラマを描いたのが今回の『決算!忠臣蔵』です。

忠臣蔵を面白おかしく作ったらこうなった…と赤穂の武士の物語。
討ち入りをチャリーンと銭計算したらこんなに滑稽になる。

年末に恒例の「忠臣蔵」を、財政の面から見たコメディ作品。コメディ作品ではあるものの、現代の会社経営やプロジェクト管理に通じるものがあり、なるほどと唸るものがありました。
時代劇としての「忠臣蔵」にある、派手な立ち回りはありませんが、裏事情はこんなだっただろうか、と想像させてくれる面白い作品でした。

やはり金の計算は強い。仇討ちの本当の事情は金の行き詰まりかと錯覚しそうです。現場と帳簿を預かる者との対立は、どこの会社でもある事でリアルでした。
お金を制するものが、世を制するのは常ですが何とか乗り切って、志を果たした四十七士には改めて敬意を表します。まぁ無駄遣いも多くて立派でない部分もありましたが。気は心とはいうものの、その心にも金が要るという事ですね。その心にも食い物にする輩も居ます。弱者や貧困ビジネスにも通じる嫌らしさ。心したいです。

「お金」という観点で忠臣蔵を描いているのが、斬新で楽しい。豪華なキャストも魅力。

やはり忠臣蔵をお金の面から描いた斬新さ、豪華キャストを評価する声が多かったようです。しかし関西の芸人が大勢出演し安っぽくなったというマイナス面も指摘されています。

あらすじ

元禄14(1701)年3月14日。江戸の時代も100年たち太平の世の中、事が起こったのは江戸城・松の廊下。 「濁った水を綺麗にする」ことを強く願う清廉潔白な赤穂藩藩主・浅野内匠頭は、かねてより賄賂まみれだった吉良上野介の態度に据え兼ね、斬りかかります。いわゆる「殿中でござる」の場面です。

通常であれば喧嘩両成敗となるはずが、幕府が下した結論は、浅野家のお取り潰しと、内匠頭の即日切腹。突然藩主を亡くし、お家断絶となり、赤穂藩士たちは路頭に迷います。要は江戸時代の優良企業倒産事件。現代に置き換えると、藩は会社、武士はサラリーマンということ。国家老・大石内蔵助は、嘆く暇もなく、勘定方・矢頭長助の力を借り、ひたすらリストラに励む日々。 その努力や幕府への取次も虚しく、お家再興の夢は断たれてしまいます。

それでも一向に討入る様子のない内蔵助。ですが、江戸の庶民たちは赤穂浪士たちによる、吉良上野介への仇討を熱望します。いつの時代も物事を動かすのは、なんとなくの時代の空気感。それは現代でも変わりありません。ただそこで発覚した大変な事実。なんと、討入りするにも予算が必要。その上限は700両、現在の価値で9500万。 討入るのか討入らないのか、迷っているうちに予算はどんどん減っていく。でも世間の空気的に仇討しないと絶対にまずい!どうする大石内蔵助!?予算の都合で、チャンスは一回。果たして彼らは予算内で、一大プロジェクト仇討を、無事に決算することができるのでしょうか?

見どころ

映画『決算!忠臣蔵』の見どころは、そもそもの「忠臣蔵」をよく知らなくても楽しめることでしょう。

現在の価値に置き換えて、仇討ちを成功させるための全体予算感と1つ1つの行動の結びつきが理解でき、ビジネスに置き換えても、プロジェクト・マネジメント的な観点で予算管理の勉強になります。

もちろん歴史好きの方にとっても赤穂浪士の歴史的な物語が予算の視点とコミカルさでまた違った印象を持てるようになると思います。

スタッフ

監督:中村義洋
脚本:中村義洋
音楽: 髙見優

キャスト

大石内蔵助:堤真一
赤穂藩筆頭家老。討ち入りにおける首謀者。

矢頭長助:岡村隆史
赤穂藩勘定方。貧乏なそろばん侍。

大高源五:濱田岳
赤穂藩毒見役。

不破数右衛門:横山裕
赤穂浪士の一員として討入りの中心メンバーとなって活躍する剣豪。

堀部安兵衛:荒川良々
赤穂藩江戸詰馬廻役。

菅谷半之丞:妻夫木聡
赤穂藩馬廻役(軍師・参謀)。

奥野将監:大地康雄
赤穂藩番頭。

吉田忠左衛門:西村まさ彦
赤穂藩足軽頭。

原惣右衛門:木村祐一
赤穂藩足軽頭。

貝賀弥左衛門:小松利昌
赤穂藩蔵奉行。

三村次郎左衛門:沖田裕樹
赤穂藩台所役人。

武林唯七:橋本良亮(A.B.C-Z)
赤穂藩江戸詰馬廻。

大石主悦:鈴木福
赤穂藩大目付。

間瀬久太夫:寺脇康文
大石内蔵助の息子。

戸田采女正:滝藤賢一
大垣藩藩主。討ち入りを阻止に動く。

落合与左衛門:笹野高史
瑤泉院の用人(お付の武士)。

大石理玖:竹内結子
大石内蔵助の妻。

瑤泉院:石原さとみ
浅野内匠頭の正室(奥さん)。

浅野内匠頭:阿部サダヲ
赤穂藩藩主。

 

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決算忠臣蔵(映画)の感想

30代女性
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忠臣蔵のストーリーをお金の観点から描いた作品です。今まで歴史ものでお金について考えたことはなかったし、そもそもお金の単位が現代の日本と違うので、普通時代小説を読んでいてもいまいちピンとこないことが多いのですが、きちんと現代のお金に換算して描いてくれていて、当時の雰囲気をリアルに感じることが出来ました。確かに、忠臣蔵は大人数で動くものですし、それらの人が討ち入りに入るまでの生活費、討ち入りに入るための武器の準備などなど…そういったそれぞれにお金はかかるものだなあと目からうろこな気持ちでした。また、主役である大石内蔵助のいろんな逸話を、お金の観点から見るとこういう風に描けるものなんだなあと思います。この作品は基本はコメディ仕立てですが、シリアスな場面もあり、臨場感もあります。俳優さんが、堤真一さんや濱田岳さん、妻夫木聡さんなど、演技もしっかり、でもコメディの雰囲気も崩さない方達だったのもよかったと思います。ずっと面白く見れました。普段は時代劇を見ないような主婦の方でも、いつも家庭のお金の管理をされていたりしたら、彼らの気持ちがよく分かるんじゃないかなぁと思いました。色んな方が色んな気持ちで見ることが出来ると思います。

40代男性
40代男性

違った視点からの忠臣蔵が見れ、キャストも豪華でありそれぞれの役者の演技力の高さなども垣間見れる作品であり平均点以上取れている作品であると思います。残念だと思うところは大石内蔵助にスポットが当たりすぎている点ではないでしょうか。中盤は少し中だるみもありましたし、主役である大石内蔵助にスポットが当たるというところは分からないでもないし常套手段ではあるとは思うのですが、出番を公平に近い脚本Oにしてもらえるともう少し良かったと思います。
現代よりでありコメディ要素満載の忠臣蔵であるがゆえに見所があるといったようなこともあるでしょう。しかしながら、本当に歴史好きの忠臣蔵を楽しみにしている歴史好きの人物が見たとすると全く反対の評価を得るであろうというところは致し方ないでしょうし、そのような辛辣な評価が出るということも分かると思います。私はそれほど歴史に精通していることはないため、あまり悪い評価を下すということはないのですが、平均点以上というのはそういった点で言えると思います。
コメディ要素があるのでお笑いを見たいと言ったような人や、忠臣蔵というのがあまりわからないような人はコメディから入れるので、ざっくりとした忠臣蔵が分かるから良いのかもしれません。

30代男性
30代男性

新しい忠臣蔵を見れたというのが最初の感想です。結末的には、同じ結末になる事は当たり前ですが、まずは全てを金銭感情していたのが面白かったです。大石内蔵助の年収が6000万もあったというのが意外すぎて、勉強になりました。又、お家取り壊しになると武士は無職になる事や、縁の下の力持ちの矢頭達がいたのが驚きました。何をするにもお金が必要で、最初の頃の散財を見ていると本当に吉良を倒せるのかと心配になるぐらいでした。そして、なんといっても大石内蔵助は立派な人物だと思っていましたが、この映画を見ると本当にこの人は大丈夫なのかと思いながら見ていました。そんな、大石を支える為にそして目を覚まさす為に、矢頭が体を張ったのは感動してしまいました。矢頭の死で目覚めて最後は立派に本懐を果たすあたりは面白かったです。最後に、お金を残して島流しになった部下達を託したのは立派な最後だったと思います。そんな大石内蔵助の以外にも注目は、なんといっても不破だったと思います。一度は、赤穂を離れましたがとりあえず、強いしカッコいい今回の映画では非常にイケメン枠だったので見ごたえがありました。最後は、浅野に最後まで使えたのは立派だったと思いました。

50代女性
50代女性

時代劇大好きで毎年年末に『忠臣蔵』を見ることを当たり前と思ってきた私(と夫)にとって、討ち入りのに費用面からアプローチするこの映画には驚かされました、まさに目から鱗です。元禄時代の事件発生直後から歌舞伎、浄瑠璃その後映画、ドラマに何度も取り上げられ、日本人のDNAに刷り込まれた忠義の物語と思っていましたが、この映画は違います。勿論主君浅野内匠頭の仇討は行われますが、そこに至るまでの葛藤が主に経済的理由、さらに出演陣の殆どが関西弁です。時代劇も近松モノなどと違ってチャンバラで関西弁って…思いますが、赤穂と言えば関西地方になる訳で、当時の赤穂藩の武士ならば当然関西弁(あくまで我々関東の人間から見た、関西弁)になるのは当たり前なんですよね。そういうところも新しいなあと感心させられました。当然家老の大石内蔵助や奥さんのりくさんも出てきますが、関西弁効果なのかどことなく切迫感に欠ける感じでのんびりした様子に思えます。そうは言っても時代劇、内蔵助役の堤真一さんの刀捌きは時代劇好きの私たちから見てもどっしりと腰が据わった素晴らしい殺陣でした。意外に思ったのは、不破数衛門役で出演している関ジャニの横山裕さんが、そのセリフ回し・立ち居振る舞い・殺陣が時代劇にぴったりだったことです。横山さんの武士役、また別の作品でも見たくなりました。今後は時代劇も今までの型に嵌ったものではなく、方言なり出演する役者さんに工夫をして気軽に見られる作品が多くなると若者も見てくれて、新作映画も作られるようになるのかな~と思わせられる、とても楽しく見応えがある(でも一風変わった)時代劇です。

20代男性
20代男性

まず最初に、この作品は吉本メンバーが多数出演しており本来の忠臣蔵の内容になぞりながら面白可笑しく作りあげている作品で、今まで忠臣蔵を見たことない現代の子どもでも忠臣蔵ってこういう話なんだと楽しく観ることができる作品であると思います。この作品の題名にある通り、「決算」がこの作品の題材であり、筆頭家老の大石内倉助(堤真一)が宿敵吉良邸に討ち入るまでに使われるお金が使用される度に表示され、その討ち入るまでのお金を管理する勘定方矢頭長助(岡村隆史)との人間ドラマもしっかり描写されています。映画の内容としては、本来の忠臣蔵に沿って、藩主の浅野内匠頭が幕府重臣の吉良上野介の愚行n腹を立て切り伏せたことが発端で藩がお取り潰し、浅野内匠頭は切腹により討ち死にすることとなり、その家来であった筆頭家老の大石内倉助を筆頭に吉良邸に討ち入るため、女遊びを連日しダメな家来であり反旗を翻すことはないとまわりをだますなど試行錯誤を繰り返し、最終的に討ち入った際に吉良の首を討ち取るという内容ですが、本作品は討ち入る直前までの女遊びでどのくらいのお金を浪費していたか、無駄使いし余計なものを買いすぎて、討ち入る際の武器を揃えるお金が足りなくてどうしようと悩み苦しみやっとの思いで討ち入り準備が整い、いざ討ち入りだというところで終幕となります。笑いに走りすぎている作品ですが、本来の忠臣蔵から離れすぎていないもう一つの忠臣蔵という作品です。

60代男性
60代男性

映画「決算!忠臣蔵」は、討ち入りに至るまでの人間関係の苦労と費用が現代の金銭感覚で具体的に伝えられる。この映画の原資料は、浅野内匠頭の妻:瑤泉院(ようぜんいん)の持参金を塩問屋に貸し付けていたものを回収して軍資金とし、この使った内訳を大石内蔵助(堤真一)が討ち入り直前に瑤泉院(石原さとみ)に提出した「預置候金銀受払帳」が箱根神社に所蔵され、これを東京大学の山本博文さんが『「忠臣蔵」の決算書』として解説したものが原作になっている。映画を見た後、直ちにこの原作を読んだ。記される資金総額は金691両、金1両=12万円で換算すれば8292万円である。この資金の活用は赤穂の処理が終わり、京都山科に入った後である。映画の前半は赤穂城が中心で、親戚筋の藩主が大人しく開城を薦めにくる。大広間では若手ら多くが籠城を唱える中、内蔵助(堤真一)の割賦金(退職金)を出すとの一言で開城に決まる。この資金確保には幼馴染の勘定方・矢頭長介(岡村隆史)等が貸付金の回収や藩札の換金に奔走するが、諸経費の借用書が次々の届けられる。堤「もう少し何とかならんか」、岡村「なりません」等のコミカルなやり取りが続く。この処理が終わった後、内蔵助(堤真一)は亡君内匠頭(阿部サダヲ)を京都の関係する寺院で弔うため、京都東山山麓の山科に住む。江戸では吉良仇討の噂が話題で、心配する親戚筋が内蔵助を狙う。内蔵助は伏見の遊郭で芸者遊びを自己資金でして欺く。江戸では噂に煽られて吉良を速やかに討とうとする江戸グループを抑えるため、内蔵助(堤真一)は使者を数回派遣する。画面にこの経費が表示される。やがて、大金を用いた甲斐もなく、御家再興は幕府の決定でだめになり、討入計画が始まる。資金が限られるため、メンバーを絞り込むリストラで、仇討に燃える仲間浪士達へ、やんわりと降りてもらうように大高源五(濱田岳)等が送られる。疲弊する浪士達の人間模様の描写、口説き落とし方の脚本は見事である。これから討入直前まで一気に進む。受払帳を元に、江戸への旅行費用、江戸での宿泊費用、食事費用、等の現代に換算した金額が次々に表示される。最後は討入の直前、料理屋の部屋に集合し、菅谷半之丞(妻夫木聡)がシミュレーションとして戦略を説明し、仮想の現実シーンが描かれる。各々が必要な武器や機材を挙げ、次々に金額が表示される。この表現は斬新で興味深かった。

50代女性
50代女性

忠臣蔵の定番の討ち入りのシーンがなく、仇討ちまでの日々の費用のやりくりに焦点を当てて描くという斬新な切り口が、今まで見たことのない内容でよく考えられていると思いました。堤真一さんが、番方と勘定方の板挟みになって苦悩するカッコ悪さを上手く演じていて、さすが実力派俳優だと思いました。妻夫木聡さん、濱田岳さん、阿部サダヲさん、石原さとみさん、竹内結子さんと豪華俳優陣が揃っていて、すごかったです。みんなノリのいい感じで演じている中、岡村隆史さんだけが始終真面目なのが印象的でした。貨幣価値を全て現在のお金に換算してくれていたところが良かったと思いました。そば一杯が16文、現在だと1文30円なので480円になるというように、分かりやすい設定のおかげでとても見やすかったです。標準語の忠臣蔵は何度も見たことがありますが、関西弁の忠臣蔵というのは初めてで、とても新鮮でした。今も昔も先立つものがないと何も出来ないのだという事を改めて考えさせられました。西川きよしさんはじめ、吉本の芸人さんが多数出演していて時々出てくるボケとツッコミが、とても面白くて笑えました。時代劇なのに、古くささが全くなく、分かりやすくて楽しめる映画でした。

40代女性
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忠臣蔵というと吉良邸に討ち入るまでの旧赤穂藩の人たちの決意や心の動きなどを描くことが多かったのですが、この作品はお金の面から忠臣蔵を描くというのが斬新でした。実際に勘定形が残した書類があって、それが元になっているわけですが、江戸へ来るたびに当然お金がかかります。それも個人負担ではなく、赤穂藩が支払わなければいけません。だからできるだけ江戸には来て欲しくはないのに、京都と江戸を何度も往復するような人たちもいて、勘定形としてはかなり迷惑だったようです。忠臣蔵なのに吉良が出て来ない、討ち入りまでを描かないというのも異例だったんじゃないかなと思いました。討ち入りの際にはお揃いの衣装が必要だと言って、新調させようとしていたところ、大石が「赤穂ではよく火消の訓練を行っていたので、あの時に使っていた火消の装束にしよう」と持ちかけて、装束にかかる費用を削減するなど、色々な工夫があったんだな、と思うと今までの忠臣蔵とは違った目線で見ることができたので面白かったです。お金の問題はいつの時代も付きまとうものですし、悩んでいる勘定形がいるのもなんとなく共感できました。忠臣蔵をかなり身近な出来事としてとらえていて面白い作品でした。

30代男性
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映画「決算!忠臣蔵」は赤穂浪士の話しを題材にしているコメディー時代劇となっていて、限られた予算の中で仇討を果たそうと奮起する赤穂浪士たちの苦労や苦悩の部分を描いているストーリーが展開されつつ、史実で起きた出来事とか人間関係の絡みとかも忠実に描いているのですが、オリジナルのパロディーな部分と笑いをとるシーンとかも含まれているので面白く楽しく見れる作品となっております。主要人物を演じる堤真一さんと岡村隆史さんの絡みとかも面白く、妻夫木聡さんや荒川良々さんの絡みなども見どころであり、ストーリーのなかで出演者同士のやり取りとか笑いをとる場面とかも要注目であったりします。忠臣蔵と赤穂浪士の話しをしっかりと伝えている部分とかもあったりするので笑い半分、まともなのが半分といった感じのストーリー展開となっているので楽しめる作品であることは確かであります。こういった実話であった話しをおもしろおかしくするのはかなり勇気がいることだとは思いますが、赤穂浪士たちの活躍とかもしっかりと伝えている部分もあるのでよくできているなと感じています。その中にお笑いを交えるというのも変わっているなと思っていて、多くの方に見てもらいたいと感じます。

20代女性
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忠臣蔵のことをほとんど知らずに、好きなキャストが出ているという理由だけで観た映画でした。観た結果は期待以上でした。冒頭近くの阿部サダヲ演じる浅野内匠頭が切腹するシーンがなんとも言えず情けなく、それだけで引き込まれてしまいました。ストーリーはとにかく御家再興のために、岡村隆史演じる矢頭長助中心にいろんな策を講じていきます。ただその中で浪士たちがどんどん無駄遣いしてしまう、その浪士たちがめちゃくちゃ情けなくて、思わず「やめて!だめ!」と映画に言ってしまいたくなるほどです。堤真一演じる大石内蔵助ですが、長助にとても馬鹿にされながらも、浅野内匠頭の仇討ちのためにも御家を再興しようともがきます。また、この映画の見どころは、何といってもキャストの豪華さと演じる役の情けなさです。だからこそ応援したくなるとういうか、なんとかなってほしいなと映画中ずっと思ってしまいました。たまに登場するだけの浅野内匠頭のキャラクターが濃くてとても好きな人物の一人です。忠臣蔵の内容を知っていても、知らなくても面白いのがすごいと思いました。松竹の歴史映画は今までも面白いものが多かったですが、今作も期待通りの面白さで、たくさんの方にお勧めできる作品です。

 

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