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ジュラシックワールド2(映画)の内容

映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、2018年6月にアメリカ、2018年7月に日本で公開されました。

1993年から公開がスタートした『ジュラシック・パーク』シリーズの第5作目となり、前作の『ジュラシック・ワールド』の続編として、デレク・コノリーとコリン・トレヴォロウが共同で脚本を執筆し、J・A・バヨナが監督を務めて制作されました。

本作は、前作で閉鎖されたテーマパークである『ジュラシック・パーク』に残された恐竜たちが、火山で絶滅の危機が迫っています。そこに、同パークの元恐竜監視員のオーウェンと、元管理責任者のクレアが恐竜たちを救うために奮闘する姿が描かれております。

面白くて壮大な夢のある映画作品。面白かったし、本作は泣けました。次回作は絶対に映画館で観るぞ!

動物たちが大事な主人公チーム 対 ビジネス第一の悪役チームといった分かりやすい構図が凄く分かりやすくて良かったです。ラストの選択は見事だと思います。

シリーズ作品の中で、1番迫力があって面白かったです。また、1作目の出来事も伏線のように散りばめられていて見応えがありました。

恐竜たちは相変わらずがカッコいいし可愛い。それを見られただけでも大満足ですが、その恐竜たちとの接し方がリアルに描かれていて大変良かったです。

あらすじ

イスラ・ヌブラル島にある、恐竜をテーマパークでありリゾート地であった“ジュラシック・ワールド”が3年前に起きた事件(前作)によって閉鎖されました。それ以来、恐竜たちが野生化して生き延びていました。

そんなイスラ・ヌブラル島は、火山活動が活発化し大噴火が迫っていることがわかり、テーマパーク時代の運営管理者だったクレアは、恐竜たちを絶滅の危機から救い出そうと画策します。

億万長者であるロックウェルはクレアにある提案をし、クレアは元恋人でありパークの監視員だった元軍人のオーウェンに協力を申し出て、共に恐竜救出作戦のために、火山の噴火が迫る島へと向かいます。

見どころ

恐竜たちの演技力

本作では、シリーズ最大級の恐竜たちが登場します。主人公オーウェンの旧友でもあるブルーのラプトルに、T-レックスやモササウルスなどをはじめ、新種の恐竜たちも登場します。

恐竜たちはCGだけでなく、生物を模したロボットを使う撮影方法のアニマノトロクス技術を駆使して描かれております。その場に実物として存在していることで、鼻息から触感までもがリアルに伝わってきます。

そんな恐竜たちの演技力は圧巻です。

奥深いテーマ

単なるSFアドベンジャーエンタテイメント作品だけとは思えない、内容や意味が奥深いテーマとなっているのも、本シリーズならではとなっております。

自然破壊や、科学技術の進歩がもたらす課題など、今回はシリーズ最高にそれらが深まり、生物に対して単なる愛護に留まらない分野にまで踏み込んでいます。

絶滅に直面する恐竜たちとの別れや、オーウェンとブルーとのやり取りが初めて描かれ、感動させられます。絆だったり相手を思う気持ちの切なさを取り入れた新たな要素に大注目です。

スタッフ

原作:マイケル・クライトン
監督:J・A・バヨナ
脚本:デレク・コノリー / コリン・トヴォロウ
撮影:オスカル・ファウラ
編集:ベルナ・ビラプラーナ
音楽:マイケル・ジアッキーノ
製作:フランク・マーシャル / パトリック・クローリー / ベレン・アティエンサ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ / コリン・トレヴォロウ

キャスト

主要人物

オーウェン・グレイディ:クリス・プラット / 玉木宏
元海軍の軍人の経歴を持つ「ジュラシック・ワールド」の元恐竜監視員。

クレア・ディアリング:ブライス・ダラス・ハワード / 木村佳乃
「ジュラシック・ワールド」元管理責任者を経て、恐竜保護グループ「Dinosaur Protection Group(略称:DPG)」を設立した。

恐竜保護グループ「DPG」

フランクリン・ウェブ:ジャスティス・スミス / 満島真之介
「DPG」に所属し、コンピュータ技術を担当している若い黒人男性。

ジア・ロドリゲス:ダニエラ・ピネダ / 石川由依
「DPG」に所属し、医療を担当するラテン系の若い女性。

ロックウッド財団

ベンジャミン・ロックウッド:ジェームズ・クロムウェル / 中田譲治
旧ジュラシック・パークを建造したジョン・ハモンドの旧友でロックウッド財団の設立者。

イーライ・ミルズ:レイフ・スポール / 内田夕夜
ベンジャミンに仕えている、ロックウッド財団の実質的運営者。

ロックウッド・エステートの住人

メイジー・ロックウッド:イザベラ・サーモン / 住田萌乃
ベンジャミン・ロックウッドの10歳の孫娘。

アイリス・キャロル:ジェラルディン・チャップリン / 池田昌子
ベンジャミンが信頼を寄せるロックウッド・エステートの家政婦。

地下実験室の関係者

ヘンリー・ウー:B・D・ウォン / 近藤浩徳
元「ジュラシック・ワールド」の研究チームのリーダーを務めた遺伝学者。

グンナー・エヴァーソル:トビー・ジョーンズ / 高木渉
ミルズと手を組んでいる兵器密売人。

傭兵部隊

ケン・ウィートリー:テッド・レヴィン / 黒田崇矢
ロックウッド財団のミルズに雇われた傭兵。

インジェン警備課リーダー:マイケル・パパジョン
インジェン社の傭兵。

ジャック:ロバート・エムズ
ロックウッド財団から派遣された傭兵グループの1人。

リーダー傭兵:チャーリー・ローズ / 栗田圭
ロックウッド財団から派遣された傭兵グループのリーダー。

潜水艇のパイロット:ケヴィン・レイン
ラグーンの底に沈んだインドミナスの遺体を探す潜水艇のパイロット。

副操縦士:ジョン・シュワブ
ラグーンの底に沈んだインドミナスの遺体を探す潜水艇の乗組員。

連邦議事堂

イアン・マルコム:ジェフ・ゴールドブラム / 大塚芳忠
カオス理論を主とする数学者で、恐竜たちの運命は自然に委ねるべきだと語っている。

シャーウッド上院議員:ピーター・ジェイソン / 森功至
恐竜の保護に如何なる援助も行わないことを宣言する。

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ジュラシックワールド2(映画)の感想

30代女性

タイトルの通り、恐竜たちがいた島で噴火が起きて、そこにいる恐竜たちはただそのまま滅びるのを待つか救うべきかと論争をしていて、私個人の意見としては恐竜たちも命があるものなので、どこか島に移せるのならば、うつしてあげてほしいという思いと、自然の摂理に反して人間がつくりあげたものだから、過去と同じ様に噴火でほろびゆくことが正論と二つの葛藤が作品をみている私にも芽生えました。それほど、このジュラシックパークで登場した恐竜たちへの想いが視聴者にもリンクしているのです。前作で活躍をしたラプトルの育ての親のような存在のオーウェンも、ラプトルのブルーがまだ生きていると聞いて内心うれしくも思い、戸惑いがある気持ちも伝わってきました。ラプトルのブルーにオーウェンが近づいてなでようとしたときに、悪だくみを考える奴らがブルーを打って、けがをおわせたことにすごく悲しい気持ちになりました。感動の再会を邪魔されたし、もしかしたらブルーはオーウェンのことをにくんでしまうのではないかとも心配しました。しかし、オーウェンとブルーの絆は強いものだったとこの作品から伝わってきました。この作品に登場する少女と恐竜のこれからの生き方を考えさせられる灌漑深い作品です。

30代男性

2018年公開の『ジュラシック・ワールド』の続編になります。前作で崩壊した恐竜テーマパークに残された恐竜たちを、火山の噴火から守るために、輸送船に乗せて運び出すというお話です。もともと現代に存在してはいけない恐竜たちが、自然災害で再び滅ぶのを助けるべきなのか、自然の摂理に任せるべきなのか、考えさせられるテーマになっています。助けられる命は助けたいという気持ちもありますが、人間の欲望によって現代に復活させられた存在が再び滅ぶ自然の流れに手を加えるべきではないという思いもあります。恐竜行動学者のオーウェンも、そんな葛藤で迷いながらもクレアと行動を共にします。崩壊したテーマパークでは、人の手が入らない状態で、解放された恐竜たちが自由に生活していて、恐竜が生きていた太古の地球はこんな感じだったのかと思いを巡らせることができます。オーウェン達が恐竜に追いかけられるシーンは、手に汗握る迫力のシーンで、アクション映画好きにはたまりません。また、人間と比べた恐竜のサイズ感を感じることもでき、恐竜好きの私も好きなシーンでもあります。ジュラシック・パークシリーズを見ている方にはぜひ見て頂きたい作品です。CGレベルの進歩にも注目です。

50代女性

映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は2018年に公開され『ジュラシック・パーク』シリーズ第5作目となります。ジュラシック・ワールド事件から3年後、イスラ・ヌブラル島では火山の噴火で恐竜達は存亡の危機が迫っていました。イアン・マルコムは「恐竜達の運命は火山に委ねるしかない」と公聴会で語ります。第1作目から出演しているイアン・マルコムが語ることでこのシリーズに現実感が重くのし掛かります。彼は「人でなし」と言われますが、彼は恐竜とこれまでに何度も命懸けで対峙していますから言葉に重みがあります。映画だとわかっていてもこれまでに出演してきた人物達が長い年月を経てもこのシリーズに参加していると、何だかパラレルワールドを見ているような感覚になります。ジュラシック・ワールドの元運営責任者クレアは恐竜保護団体を設立しており、恐竜達を救うためにジョン・ハモンドの元ビジネスパートナーのベンジャミン・ロックウットに支援を求めに行きます。ロックウットの支援を取り付け、クレアはオーウェンを誘いイスラ・ヌブラル島に向かうのですが、ここからはジュラシック・パークの典型的な展開です。常に命からがらギリギリの攻防が繰り広げられ、これが現実ではなく映画で良かったと感じます。火山に焼かれる恐竜の姿には涙が出ました。またオーウェンの育てたラプトルのブルーが本当に良い演技をするのがたまりません。CGであることはわかっていますが、ブルーを見ていると人間と恐竜の共存できる方法はないだろうかと恐竜達の保護に気持ちが傾きました。

20代女性

前作の「ジュラシック・ワールド」の数年後のお話で、前作に登場した恐竜たちが人間の手から離れ自然の中で生きている設定が、まず恐竜ファンにはアツい設定でした。しかし、島の火山が噴火し、恐竜たちが太古に絶滅したときのように逃げ惑う姿には心打たれました。今作もまた人間の手で遺伝子組み換えによって作られた新種の恐竜が登場しますが、これがまた恐ろしい。非常に狡猾で、人間を騙すようなこともします。この新種の恐竜の暴走を止めるべく、前作大人気だったヴェロキラプトルのブルーと調教師のオーウェンが再び手を取り合うという胸が熱くなる展開。新種恐竜とブルーが戦うシーンでは思わずブルーを応援し、小さなブルーが負けてしまうんじゃないかとはらはらしました。歴代シリーズ同様、人間の自己中心的ビジネスの愚かしさと常に振り回され続ける恐竜の運命の儚さ、恐竜や自然の雄大さとその恐ろしいほどのパワーがひしひしと感じられる作品でした。そして今作もやはり象徴的なティラノサウルスが登場します。劇中には過去作品のオマージュも含まれていて、歴代のシリーズファンは思わずにやにやしてしまうシーンがたくさんあって面白かったです。新しい作品だけれど根幹にあるテーマはずっと変わっていないし、昔の作品を知らない子ども達がまた次のジュラシックシリーズのファンになってくれるような、誰でも楽しめる良い作品でした。

40代女性

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、とにかく盛りだくさんの映画です。超エンターテイメントです。どんどんスリリングに展開して、息つく暇もないといった感じです。見どころはいろいろありますが、私が特に印象に残ったのは、メイジーの存在でした。ロックウッドの娘のクローンとして生まれたので、同じくクローンとして生まれた恐竜たちに、共感しています。ロックウッドとは、ドクター・ハモンドと一緒に琥珀から恐竜の DNA を抽出した、同志です。ジュラシック・パークはこの2人から始まったのでした。メイジーが、インドラプトルから逃げて、自分のベッドに潜り込む場面などは、第一弾の『ジュラシック・パーク』の、子供が追い詰められる様子が思い出されて、懐かしく、エンターテイメントとして楽しめました。メイジーは、映画の後半で、自分がクローンであることに気付きます。そのことに心の中で葛藤しながら、最後に、重大かつ重要な動きをします。恐竜解放ゲートのボタンを、陸が続いている場所で、ついに押してしまうということを。これにより、地球上のあらゆる場所が恐竜の脅威にさらされることになりました。映画では、最後に、「新時代にようこそ。ジュラシックワールドへ。」とまとめていますが、もし現実であれば、地球変動という規模の変化ですね。人類や他の動物は生き残れるでしょうか。迫りつつある不安があります。しかし、あのときのメイジーの行動を、どうこう言おうとは思いません。自然の成り行きだったと言えるでしょう。大人が、あまり考えずにやってきてしまったことの、結果が進行している、ということだと思います。子供のメイジーに責任を押し付けてはいけません。運命により、その場に居合わせただけなんです。あら、私はだいぶ映画に入り込んでいますね…。ともかく、続編があるとしたら、恐竜にだいぶ地球を乗っ取られていそうですね。いろいろ考えさせられました。ぜひ、このジェットコースタームービーを、お楽しみください。

30代女性

まず最初に伝えたいのは、素晴らしいの一言である。歴代の作品から引き継がれていくストーリーやオマージュはジュラシックパークのファンからしたらたまらないものであろう。そもそもこのシリーズのきっかけは「クローン」である。このクローン技術の発達は素晴らしいものであるが、同時に禁忌であり、パークの研究者たちは神の領域に手を出してしまった。遺伝子から作られる恐竜たちの凶暴さはオーウェンたちをも凌駕していただろう。しかし、その苦難に立ち向かうため再度協力をするブルーたちの姿にはおこみあげてくるものがある。また、歴代のオマージュは非常に細かい部分まで取り入れられている。例えば、ブルーを捕獲するシーンではひっくり返ったジープが登場するが、これはジュラシックパークでティラノサウルスにひっくり返されたもののオマージュである。また、ブラキオサウルスが噴火に巻き込まれ炎に飲まれていくシーンはジュラシックパークに冒頭で木から草を食べていたシーンのポーズと非常に酷似している。他にもたくさんオマージュがちりばめられており、一度見ただけでは分からないものが非常に多い。私自身、最低でも5回は見直して、どのシーンは何のオマージュなのか細かく調べた。一度見ただけでは終わらないのもこの作品の見どころだろう。

20代男性

前作と主人公とヒロインは一緒ですが、スケールは段違いです。前作をはるかに超える大迫力の恐竜パニック映画になっており、独自の架空恐竜も登場します。その架空恐竜がめちゃくちゃかっこよくて、正直、ティラノサウルスよりもかっこいいと思いました。もちろん架空恐竜やティラノサウルス以外にもたくさんの恐竜が登場します。まさに「ジュラシック・ワールド」というタイトルに相応しい内容です。それと前半と後半で、若干話の雰囲気が異なる点も魅力的です。前半にも盛り上がりがちゃんとあって、最初から最後までハラハラドキドキという気持ちで見ることができます。しかも恐竜との対決だけでなく、人間同士の争いもしっかりと描かれています。というか恐竜には善と悪の感情は一切ないので、人間を排除しようとかそういう目的で動いているわけではありません。なので人間同士の争いも入れないと、ストーリー的に盛り上がらないのかもしれないなと思いました。そして個人的に一番嬉しかったのが、旧「ジュラシック・パークシリーズ」の主要キャラ、イアン・マルコム博士が登場したことです。といっても友情出演的な感じで、メインキャラクターではありません。ただファンとしてはほんのちょっとの登場でもワクワクとした気持ちになったものです。

30代女性

金儲けをたくらもうとする人間の欲深さが、恐竜達のさらなる怒りを巻き起こすというのがよくわかる物語です。ジュラシックシリーズの最新作ですが、今回は人間の傲慢さが今まで以上にありありと表れてて、同じ人間として悲しくなりました。恐竜達が捕らえられ、オークションで何千万もの値段で売り買いされている様子は、本当に恐竜達がかわいそうで、毎回そんな恐竜達に人間が襲われるのも、歴史をねじ曲げようとするから天罰がくだったんだなとしか思えず、自業自得だと感じました。オーウェンが今回もピンチになる時に必ず駆けつけてくれるブルーの存在が前回に引き続きとてもたくましく、かっこよかったです。そしてオーウェンだけに心を許してる姿が、敵と戦う時と違ってとても愛くるしく、ブルーにだけは死んでほしくないと心から願いました。名残惜しそうに何度もこちらを振り返るブルーが、もはや恐竜には見えず、心の通った家族がお別れするような感じでとても切なかったです。ラストは、この後恐竜達はどうなったのか?また、ブルーはどこへ向かうのか?等、続編に期待がかかるような気になる終わり方で、その後の話がとても待ち遠しいです。恐竜が決して見せ物状態にならず、人類と恐竜が共存できる時代が訪れるならどんなにいいだろうかと、ますますロマンが膨らむ作品です。

50代男性

この映画は第1作目から人間が人類の英知で作り出してしまった恐竜と、どのように共存していくかが大きなテーマになっていました。炎の王国ではさらに大きなテーマが人間に課せられて試されているように感じました。恐竜たちは好き好んで人間を恐怖に陥れているわけではありません。それぞれが生きていくために活動しているだけです。人間の言うことを聞かない恐竜は、結局人間とトラブルを起こしてジュラシックワールドは野生の恐竜が住む人間が近づけない島になってしまいました。しかしこの島が火山活動で無くなってしまうという問題で、人間はどう解決していくのがいいのか決断を迫られてしまいます。この問題は生きるという最も大事なテーマに対する決断が、究極だなとものすごく思いました。勝手に判断して殺してはいけないんではないかということと、安全面が天秤にかけられるのです。しかもクローンという最先端技術は、恐竜だけの問題ではないという点も大きなテーマになっています。倫理観は時代によって変わって来ると思いますが、現代の最も大事な問題である命に関してとても考えさせられる内容になっていると思いました。どんな意見も間違ってはいないと考えさせられる映画でした。

30代男性

せっかく恐竜が蘇ったのに、また噴火で絶滅してしまう!?と、タイトルからは推測しましたが、世界的な大ヒット作なだけあり、そんな浅い話ではありませんでした。ジュラシックシリーズでは、どの作品においても恐竜のいる世界という生物学における最大のロマンを夢見させてくれました。登場人物はもれなく命の危機に脅かされました(亡くなった方もいます)が、恐竜と人が心を通わす心温まる物語の設定もありました。今回、そんな恐竜たちを噴火から守るという同じベクトルでイスラ・ヌブラル島に来たかと思いきや、まさか恐竜を使って軍事ビジネスまで展開するとは。ダイナミックで迫力のある映像表現の裏側で人間同士のドラマ、それぞれの倫理感のぶつかり合いが繰り広げられ、中までしっかり詰まった美味しいお饅頭をお腹いっぱい食べた気分です。さらに、『ジュラシック・パーク』『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』に登場したイアン・マルコム博士の再登場では懐かしさにもふけることができました。遺伝子操作で産み出された恐竜に対する危険性の持論を議会で述べるシーンなどもあり、やはりなんども痛い目を見た第一人者の意見は違うなと。割とドライなこの見解は、前作に続き本作品の主演陣がエモーショナルな心境になっているところを、程よい温度感に調和したような気がしました。恐竜に対して、様々な角度からそれぞれの見方や意見があり、迫力に加えた人情味が本作の見所と思います。

 

まとめ

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U-NEXTで配信中の『ジュラシック・パーク』シリーズ

 

本ページの情報は2021年2月時点のものです。
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