前田建設ファンタジー営業部(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

前田建設ファンタジー営業部(映画)の動画フルを安全に見る方法

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前田建設ファンタジー営業部(映画)の内容

映画『前田建設ファンタジー営業部』は、2020年1月に公開されました。

原作は、青函トンネルの施工など数多くの実績を残す前田建設工業株式会社が、一般的になじみが薄く1993年に発覚した「ゼネコン汚職事件」などネガティブなイメージを払拭するために立ち上げた“ファンタジー営業部”の仕事内容をノンフィクションで書籍化した単行本になります。

京都を拠点に、コメディ作品を上演し続ける劇団・ヨーロッパ企画の代表である上田誠さんの脚本に、映画『ハンサム★スーツ』で監督デビューを果たし、『貞子3D』や『ヒロイン失格』などを手掛けた英勉がメガホンを取りました。

物語は、アニメ作品のマジンガーＺの格納庫が作れるかどうかを題材に、日本の技術の底力を見せつけた熱きサラリーマンたちの実話が描かれており、クールな主人公の土井役を高杉真宙さん。ほかには上地雄輔さん、六角精児さん、小木博明さん、岸井ゆきのさん、本多力さん、町田啓太さんなどが出演しております。

実話だけありしっかりとした内容になってました。ダムの凄さや、掘削の凄さなどが学べるだけでなく、いくつになっても遊び心が大切ということを教えてくれた気がします。

ふざけたギャグ映画なのかなと思って見始めましたが、良い話でした。最後の粋な演出もとても良かった。

マジンガーＺ世代ではないですが、めちゃくちゃ面白かった。エンドロールの作り込みも素晴らしく、これを作った方は天才だと思います！

仕事とロマンとやりがいをコメディタッチで描かれており、最後まで飽きることなく楽しく観れました。思いつきで壮大なロマンに繋がるなんて、素晴らしいですね。将来はこういった会社で働きたいと思います。

あらすじ

2003年、前田建設工業の広報グループでは、グループ長の浅川（小木博明）がある話題を出してきました。

【マジンガーZの格納庫が作れるか？】

クールな若手の土井（高杉真宙）は迷惑そうな顔をしていましたが、先輩の別所（上地雄輔）はダムを作る技術があるから大丈夫と言い、近田（本多力）は開閉部に水圧がかかるから難しいのではないかと反論をしました。広報グループで紅一点・江本（岸井ゆきの）が知識もなければ興味もない感じです。

すると浅川が「うちの技術で、マジンガーZの格納庫を作っちゃおう！」とムチャ振りをしてきました。ミッションは、実際に創りはしないが、設計図・工期・見積り所を完成させて、実物を創るのと同じように取り組むことを企画しました。

アニメという曖昧で辻褄が合わない設定に翻弄されながら、彼らの持てる技術を駆使して無謀なプロジェクトに立ち向かっていきます。

見どころ

誰が観ても楽しめる作品

【マジンガーZの格納庫を作る】

文字にするとそれだけのことですが、これがいかに大変なことか。想像するよりも難しいことがたくさん出てきます。例えば、地下に作る場合だと土を掘削し、その土をどうするのか。といって順序を立てて説明されると当然浮かんでくる疑問ではあります。

ですが【格納庫を作る】といったところで“地下の土をどうするのか？”とは思い付きにくいものです。こういった細かいところになればなるほど、一般の方では想像がつかない世界となっており、その部分を垣間見られるのが面白いです。

また、専門知識部分も盛り込まれていますが、誰でも分かりやすい構造で上手に映像化してくれているので、誰が観ても楽しく観られる作品に仕上がっております。

誰が観ても楽しめる作品

登場人物のやる気がなさすぎる…。と思っていましたが、物語が進んでいく中でテンションが上がっていくのと、視聴者が物語の世界観に入っていく速度が一致しているので、一緒にプロジェクトを開始し、一緒に進行していく感覚があるのでより楽しめる作品になっています。

本作が映画化されるまで、原作の連載自体を知りませんでした。原作も読んでみたい！と思えるほど素晴らしい内容でしたので、是非多くの方に観て頂きたい一作です！

スタッフ

原作：前田建設工業株式会社『前田建設ファンタジー営業部1 「マジンガーZ」地下格納庫編』 / 永井豪『マジンガーZ』
監督：英勉
脚本：上田誠
編集：相良直一郎
音楽：坂本英城
主題歌：氣志團「今日から俺たちは!!」
企画・プロデュース：佐治幸宏

キャスト

土井：高杉真宙
広報グループに所属する、冷静な若手社員。

別所：上地雄輔
広報グループに所属する、優柔不断な先輩社員。

不破：六角精児
ベテラン社員で、機械グループの部長。

浅川：小木博明（おぎやはぎ）
広報グループに所属する、熱血な上司。

江本：岸井ゆきの
広報グループに所属する、やる気のない部員。

近田：本多力
広報グループに所属する、アニメ大好き部員。

山田：町田啓太
土質を担当する掘削オタク。

入江：山田純大

河野：鈴木拓

デスラー総統：水上剣星

野宮：高橋努

堀部：濱田マリ

田崎：鶴見辰吾

永井豪：永井豪

声の出演：柴田秀勝 / 田中秀幸 / 庄司宇芽香

前田建設ファンタジー営業部(映画)の感想

50代女性

年齢性別問わず、見た人が絶対笑ってハッピーになれる映画です。しかも、実話をもとにしていて、前田建設はれっきとした準大手ゼネコンとして真っ当なお仕事をしている会社なのです。ドイ（高杉真宙）くんは、大人になって会社に入ったらただ粛々と、淡々と働いて生きていくものなんだろう、と諦念のようなものを持っていたようですが、打って変わってとんでもなく熱い日々を生きることになってしまいました。ウザいほどに暑苦しい上司のアサガワ（小木博明）に影響されてどんどん”ファンタジー営業部”の仕事にのめりこんで行くことになったのです。なんといっても作るのは”マジンガーZの格納庫”！それも現行の技術でどこまで作れるのか、イイ歳した大人たちがマジで、ガチで検討をはじめたのですから、熱くならない筈がありません。お仕事ドラマと言うと、丁々発止でやりあって、痛めつけられて反撃するといったカタルシスに満ちたパターンが多いように思いますが、そういう”敵”がいないなかで真直ぐに自分たちの道を爆走していくドイくんたちが、次第に周囲を巻き込み、感化していくのです。本作でもっともドキッとした瞬間は、協力を求めた栗本鐵工所（この会社は実在します）の堀部さん（濱田マリ）が言った一言…「弓教授は待ってくれるやろか」…そこに彼らの本気を見たのです。原作のシリーズにはマジンガーZだけでなく、ガンダムや宇宙戦艦ヤマトなど様々な作品世界が展開しています。是非とも続編を作ってもらいたいなぁと思っています。

30代女性

タイトルの「ファンタジー事業部」というロマンチックな響きに惹かれて観ましたが、まさに夢のある内容で終始わくわくしっぱなしでした。「アニメやマンガ、ゲームなど空想世界に出てくる建造物を受注し、現在の建築技術と材料で建設する」これがファンタジー事業部の仕事なのですが、聞いているだけでも胸がときめきます。事業内容を聞いたとき、ハリー・ポッターに出てくる魔法学校を今の建築技術で作ったらおもしろいだろうななどと考えました。大学を卒業してからこれまで建設業で働くことは視野にありませんでしたが、この作品を観て仕事に興味を持ちました。観ていると、こんな素敵なプロジェクトがある会社なら楽しく仕事できそう！加わってみたい！と思えてきます。夢のある仕事がしたい！と考えている人にはかなり興味をそそられる作品だと思います。さらに建設業に興味がなくても、こんな仕事ができるならと志望したい人も出てくるでしょう。さらに本作は実在する建設会社を元にしたストーリーというのには驚きました。実話を元にしていると現実味が増して、視聴者はより作品に親しみやすくなると思います。ロマンチックさと親しみやすさのバランスが心地良い作品でした。

まとめ