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かぐや姫の物語の内容
映画『かぐや姫の物語』は、2013年11月に公開されました。
原作は古文の『竹取物語』です。監督・高畑勲さんなりに解釈し、大筋の物語は崩さず、オリジナルな展開や登場人物を加えた作品として仕上がっております。
高畑監督の前作『ホーホケキョ となりの山田くん』以来、14年ぶりの作品で、8年と製作費50億円超が投じられ、話題となりました。また、本作公開から4年半後の2018年4月に死去してしまったため、高畑監督最後の作品ともなっております。
背景画と作画部分の統一感が非常に高い映像となっており、興行成績こそ振るわなかったですが、評価は極めて高く、特に美術面は「日本アニメ史上最高傑作」との呼び声も高いです。日本以上に海外が特に顕著で、数々の映画賞を受賞し新たなアニメーション映画の金字塔となった作品になっております。
お話と絵がとてもよく調和されており、生涯で何度も観たい作品です。
かぐや姫の感情、喜怒哀楽の表情に感情移入してしまいます。
ラストは涙無しでは語れません。決して明るい話ではないですが、とても心に残った作品です。
やはり久石譲なしでジブリは語れない。今作においても音楽が最高で、サントラもお勧めします。
また、主題歌である「いのちの記憶」もいつまでも心に残り響く曲です。
CGやデジタルでの表現が多い昨今のアニメ業界。
その中で、手作り感のある「絵」は映像表現がとても懐かしく、温かい印象を受けます。ストーリーも良いですが、とにかく絵の魅力が素晴らしく見ているだけで感動します。
あらすじ
昔、山里に竹を取って暮らす翁(おきな)と媼(おうな)がいました。
ある日、いつものように翁が竹を取りに山へ行くと、光る竹の中に手のひらに乗るほどの美しい姫がいるのを見つけます。天からの授かりものだと感じた翁は姫を家に連れて帰り、媼とともに大切に育てました。
やがて「かぐや姫」と呼ばれるようになった彼女は、たくさんの愛情を注がれて美しく成長していきました。このような幸せな生活が続くと思われていましたが、かぐや姫は「月に帰らなければならない」と、翁と媼に告げました。
見どころ
原作に忠実
高畑 勲監督の『かぐや姫の物語』は、企画開始から8年と製作費50億円超。実際、絵コンテ30分に5年かかるなど凝りすぎな部分もありますが、原作に極めて忠実な仕上がりとなっております。
そもそも、古文である『竹取物語』の面白さというのが分かりづらいと思います。それを、高畑監督の解釈を加え「かぐや姫」という登場人物をしっかりと立たせることにより、彼女が抱える葛藤や苦しみを表現し、物語が完成しました。
なぜ、かぐや姫は月へ帰ってしまうのか?なぜ、かぐや姫は求婚者に無理難題を押し付けたのか?すべて「かぐや姫」の心情に合わせて解釈し、描かれております。絵本知識でも十分ですので、「竹取物語」を予習してから見ると数十倍楽しいかもしれません。
また、本作のキャッチコピーである“姫の犯した罪と罰”をなんとなくで良いので、頭に入れて見てください。見終わった後に、一人で少し考えたくなります。実際に製作に8年かかったのも頷けます。日本アニメーション界の巨匠・高畑勲さんの監督遺作は、後世に継がれていく名作となっております。
スタッフ
原作:「竹取物語」
監督・原案:高畑 勲
脚本:高畑 勲 / 坂口 理子
製作:西村 義明
音楽:久石 譲
主題歌:二階堂 和美「いのちの記憶」
キャスト
かぐや姫:朝倉あき / 内田未来(幼少期)
光るタケノコの中から現れた女性。
翁(おきな):地井武男 / 三宅裕司(特別出演)
かぐや姫の育ての父。
媼(おうな):宮本信子
かぐや姫の育ての母。
捨丸(すてまる):高良健吾
木地師(山の木を伐採してお椀などを作る職人)の子どもたちのリーダー格。
女童(めのわらわ):田畑智子
姫の身の回りの世話をする侍女見習いの少女。
相模(さがみ):高畑淳子
姫の教育係として宮中から来た女官。
斎部秋田(いんべのあきた):立川志の輔
宮中の祭祀を担当。かぐや姫を名付けた人物。
炭焼きの老人:仲代達矢
姫が故郷の山に戻ったときに出会った男。
車持皇子(くらもちのみこ):橋爪功
五人の公達の一人。かぐや姫へ最初に宝物を持参した人物。
石作皇子(いしつくりのみこ):上川隆也
五人の公達の一人。美男子で言葉巧みに女性をたぶらかしている。
阿部右大臣(あべのうだいじん):伊集院光
五人の公達の一人。肥満体で常に化粧をしている。
大伴大納言(おおとものだいなごん):宇崎竜童
五人の公達の一人。武人系の貴族、騎馬で翁の屋敷に訪れた。
石上中納言(いそのかみのちゅうなごん):古城環
五人の公達の一人。年若い貴族で、騎馬で翁の屋敷に訪れた。
北の方(きたのかた):朝丘雪路
石作皇子の正妻。
御門(みかど):中村七之助
下あごの尖った容姿。最高権力者であり、かぐや姫に興味を示している。
女官(じょかん):朝倉あき
かぐや姫を迎えに訪れた天人の一人。
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かぐや姫の物語の感想
作画はクレヨンで書いたような雰囲気のする、珍しいタッチで描かれているアニメ作品です。普通のおとぎ話だと思っていたかぐや姫、それをかぐや姫って現代に通じる部分がいっぱいある物語だったのだなとこの作品によって知ることが出来ました。かぐや姫は大変可愛がられて育ちます。そして育ててくれた両親は彼女の事を想った上で色々な行動を取るのですが、彼女にとってはそれが窮屈なのです。このすれ違いが辛かったです。親が考える子供の幸せと、自分が考える幸せは違うものだという事、現実にもよくある話だと思います。そして、かぐや姫の事を本当に理解してくれる人はいません。彼女を好きな人は多いのですが、彼女の気持ちに寄り添ってはくれないのです。そんな、現代の女性の苦しみとリンクするような内容になっていますが、赤ちゃんの頃のかぐや姫の可愛さはハンパじゃないです。あそこの場面だけ見ていたいくらいです。あんな可愛い子がいたら、両親であるおじいさんが、あんなリアクションをとってしまうのも当然だと思います。可愛い赤ちゃんのかぐや姫に、私は大人に成長してからも幸せに過ごして貰いたかったです。まさか、おとぎ話でこんなに深い内容を描けるなんて…と観た後に驚いたアニメ映画です。女性には、共感できる部分が多いと思います。
スタジオジブリの作品の中で一番好きな作品かもしれません。こちらの作品は、高畑勲さんが脚本と監督をしており、宮崎駿監督の作品とは雰囲気がまったく違います。線が細くて色彩もとてもきれいです。一コマ一コマ鉛筆で書かれたような繊細な描写は、はかなさやせつなさを感じて心にグッときます。繊細であっても、大きな動きをするところでは、普通のアニメよりなぜかとても迫力があるように思いました。かぐや姫の話は、日本人ならみんな知っているような話ですが、知っている話であっても、新鮮で引き込まれました。そこがやっぱりプロなんだなあって思います。知ってる話をそのまま表現するんじゃ面白くないですものね。あまり言うとネタバレになっちゃうかもしれませんが、心をわしづかみにされた好きなセリフがあります。たしか「生きる手ごたえがなければ・・」みたいなものだったと思うのですが、かごの中にいるようなかぐや姫が外に出て生きている実感がしたいという気持ちは、誰にでもあることだと思います。単調な仕事やなれ合いの関係にうんざりするときもあると思います。私はいつも情熱をもって人生を送りたいと思っているので、このセリフは雷に打たれたようにバリバリバリーっときました(笑)今の生活から抜け出したい、窮屈な自分に嫌気がさしているなど、いろんな方にみてもらいたい作品です。かなり大人向き。子供が見てわからなくても、大人になる人生の中できっと思い出すはず。
この作品は、数あるジブリ作品の中でも、特に有名なわけでもなく、人気があるわけでもないと思います。それでも私はこの作品が好きです。ジブリの中で好きな作品をあげるとしたら、必ずこの作品をあげると思います。ストーリーとしては「かぐや姫」そのものです。翁が竹の中からできたかぐや姫を育て、彼女が月に帰るというあらすじです。特徴的な要素としては、この絵がすべて水彩画や水墨画のような、淡くやわらかなタッチで描かれている点です。通常のアニメーションに比べたら「ちょっと絵が簡単すぎるのではないか」と思われるかもしれません。しかし、そのタッチで描かれることにより、翁たちとかぐや姫が過ごした日々と別れが、とても幻想的で浮世離れした物語であったという印象につながります。また、告知の段階では「姫の犯した罪と罰」とったタイトルコールが入れられています。それが一体何なのかがなかなか伝わりにくく、評価が分かれていると思います。この点について考えるには、仏教的思想が必要になってきます。かぐや姫は本来月から来た存在です。仏教では月は「死」の象徴と言われています。つまりかぐや姫は本来、作中で見せたような感情豊かな人物ではなく、感情の「死」を受け入れるべき存在であったのです。しかし彼女は本来の性格から、「感情」にあこがれを持ちます。それこそが「月」の存在からしたら「罪」であるのです。そして「罰」として地球に送りこまれました。たくさんの感情に翻弄され、苦しみや痛みや悲しみを背負い生きること、それが彼女の「罰」だったのです。そして、物語の最後で彼女が月に帰還するとき、彼女は月に生きるべき存在として、すべての感情を抹消し、翁たちから去っていくのでした。
この映画が本当に伝えたかったことからは外れているのかもしれませんが、私は最後に月からかぐや姫を迎えに来る集団の表情が忘れられず、そのことばかりを深く考えてしまいます。月からの集団はみな穏やかな一定の表情をしており、私はそれが悟りなのだと理解しました。悟りに達すれば悲しみも悩みもないと言いますが、反面、強い喜びもなければ愛ゆえの憎しみだとかの複雑で豊かな感情を持つこともないということです。映画の中でかぐや姫は「生きている手ごたえがあれば」幸せになれると言いました。生きている手ごたえとは、土や命に触れ、動き、さまざまなことを感じながら自分はどうやって生きていきたいのかと考えることではないでしょうか。それは金銭的な豊かさの度合いとは関わりません。かぐや姫が戻って行った悲しみも悩みもない世界とは、本当に良いものなのでしょうか。かぐや姫が地上での感覚を失いつつありながら涙を流すシーンには、かぐや姫の無念さが表現されているように感じ、悲しいと強く思いました。同時に、かぐや姫とは異なり生きている手ごたえを感じられる機会を与えられ続けているはずの私は、その機会をしっかりと生かせているだろうかと考えると、空気を読むだとか、波風を立てないような無難な受け答えをするだとか、傷つきたくなくてチャレンジしないだとか、無関心だとか、それはせっかく生きているのにとてももったいないことをしているのだと分かりました。現代の便利さの上で妙な賢さを身に付けてしまった全ての大人が見るべきアニメです。
スタジオジブリの作品ですが絵柄は全く違う、美しい映像は平安時代のお姫様が絵巻物を眺めているような感覚で優雅に楽しむのがあっている気がします。美しい日本の風景に、改めて良さを実感できました。桜の花も素晴らしい、移ろいゆく季節ごとの変化もあり我が国だからこその風景です。かぐや姫と言えば日本人で知らない人は誰もいないであろう物語、敢えてそれに挑戦するのはかなり勇気が必要なことでしょう。でもこの作品は成功に終っていると思えます。こんな国なんだよと伝えるためにもぜひ世界的にも上映してもらいたいものです。竹の中から生まれたかぐや姫が大きくなり帝に見初められて、文章で書くと1行で終わり絵本でも竹のシーンと大人になったところの2ページで終わる部分までこの映画では本当に丁寧に描かれています。それを見ると重要な部分だと分かるのです。これらのシーンがあるからこそ、かぐや姫がいかに美しく魅力的な女性へと成長していったかやおじいさんおばあさんがどれだけ愛情を持って彼女を育てたのか・どれだけ愛しているかが伝わってきます。だからこその別れのシーンは悲しすぎる、もちろんお互いに記憶を持ったまま引き裂かれているのもつらいですがこのラストはもっときつかったです。
誰もが子供の頃に耳にして、学校でも習う昔話の竹取物語。その大元の雰囲気を残しつつもかぐや姫を始めとした登場人物の、それぞれの心情に踏み込んだ本作は読み聞かせ絵本や古文の授業だけではそこまで想像に及ばないすれ違いや葛藤に満ちています。まるで本当に昔から存在していたかのような童歌は物語にも深く関わり、何の変哲もない歌のように見えた筈が一転、込められた想いや全てを聞いた後の印象ががらりと変わる程のものでした。幼少を育った里と煌びやかながら色々な欲が混ざり合う都との対比はかぐや姫の表情からも伺う事ができるでしょう。竹取物語でも綴られている多くの場面はどこか厳かで静かに、丁寧に書かれています。それを裏返したかのように物語の行間や本来綴られていない点については心のままに、時折物凄い熱を感じる程の激しさと共に描かれていて本当にこれは竹取物語なのかと思わず見入ってしまいます。帝や女童を始めとした特徴的な登場人物も目を引き作品を彩ってくれます。かぐや姫がなぜ地上に来たのか。そしてどのような心の移り変わりから物語の結末に至ってしまったのか。より深く想いを馳せて新たな気付きや発見をもたらしてくれる、慣れ親しんでいながらも新しい物語として受け止められる作品と感じました。
映像がとにかく美しかったです。どのシーンも手描きで描かれていて、まるで絵の中に入り込んだような体験でした。毛筆のようなタッチで描かれた絵はどのシーンにおいても映画の雰囲気と調和していて、見ていて心地よい映像に仕上がっていました。平安時代の都、日本の里山の美しさが見事に描かれていて、そういったものへ憧れに似た感覚が刺激されます。これだけのアニメーションを一枚一枚手書きで描いていくのには相当な手間と労力がつぎ込まれているのだと思います。小さいころから知っているかぐや姫の物語をここまで美しく映像として見ることができる作品はほかにないでしょう。また、登場人物も魅力的でした。かぐや姫はもちろん、翁に媼、かぐや姫に求婚する男たち、そして帝。それぞれのキャラクターがそれぞれの味を出していました。個人的に印象に残ったのは翁のかぐや姫への愛です。かぐや姫がかぐや姫として生まれたことが本人にとってどのような意味を持つのか。今まではただの「おじいさん」としか思っていなかった翁がどんな思いでかぐや姫を育ててきたのか。昔話としてのかぐや姫を読んでいるだけでは想像もしていなかったかぐや姫の解釈で、非常に面白かったです。かぐや姫の物語を知っている人ならぜひ一度は見てほしいと思える映画でした。
全体的に見ると、まず万人うけはしない作品だと思います。描写も斬新で、手書きを思わせる独特な演出です。近年のアニメ作品を数多く見てる方には、多少入りにくいものがあると思います。しかし、これがこの作品の長所でもあると言えます。かぐや姫が泣きながら、着物を脱ぎ捨て走り続けるシーンや捨丸と再会した後の、二人で空を舞うシーンには他の作品には絶対的に感じる事のない迫力があります。話自体も、竹取物語を軸にした濃い展開となっており、幼少期からかぐや姫の絵本を見た世代としては、ショックを感じさせました。自分の思い描いていたかぐや姫のイメージとは全く違い、あまりの不遇な扱いについ涙を誘われてしまいます。特に、かぐや姫が翁の勘違いとわがままで籠の中に閉じ込められる様は可哀想で仕方がありませんでした。あんなに心苦しさを思わせる演出を作り上げるには、普通のアニメ作品にはできないことだと思います。そしてラストの別れのシーン。これには色々と考えさせられました。何故最後にかぐや姫は意識を取り戻したのか。何故、女童は眠らなかったのか。もしかすると、あの中では描かれていない別の物語があったのではと、何度見ても飽きさせないものがあり、最高の映画作品だと思いました。まだ見た事の無い方や、一度愛想尽かして見なくなった方は、是非もう一度よく見てみてほしいです。噛めば噛むほど味のでる、病み付きになる作品です。
日本人なら誰もが一度は耳にしたことがある、かぐや姫のおとぎ話。日本話特有の、少し悲しい別れの物語。おとぎ話にありがちなのは、登場人物の気持ちがよく分からないこと。かぐや姫のお話もその例に漏れず、何度聞いても、その時にかぐや姫がどう思っているのか…想像することはできても、どこか現実味はない。でも、この『かぐや姫の物語』に出てくるかぐや姫は、違います。言葉は少ないものの、行動で、表情で、まるで現代人の1人の女性のように見える瞬間があります。性の芽生えにより少しずつ変わる幼なじみとの関係性、淡い恋心、やがて社会に出て行く中で女性という性別が、『自分らしさ』を奪っていく……特に、社会で活躍する現代の女性には共感できるところがたくさんあると思います。特に、帝からの求婚の後、恐ろしい幻を見るシーンがあるのですが、女性なら誰しも感じたことのある感覚を映像化したもののように感じ、鳥肌が立ちました。高畑勲監督って、実は女性の心を持っているのではないか?とさえ思ったほどです。ジブリといえば宮崎駿監督、と思っている方は多いと思います。「高畑勲監督って、『ほたるの墓』の監督でしょ?」という程度の認識の人も少なくないと思います。でも、『おもひでぽろぽろ』もそうでしたが、女性という生き物について、上っ面だけでなく、内面から深く理解しているのが高畑作品の特徴だと思います。まだ高畑作品と深く知り合っていない方にこそ、この『かぐや姫の物語』に出会って欲しい。そうすれば、ストーリーテラーの宮崎監督、人間の生き様を実直に描く高畑監督、その2人の天才に日本のアニメ映画界が支えられていた事実を、本当の意味で理解することができるのではないかと思います。
手書き風の絵を活かしたアニメで非常に独特な雰囲気がありますね。作画のレベルは物凄く高く動きは滑らかなのですが、一枚絵を順番に見せられているような感覚を覚えました。私は幼い頃、幼稚園で先生に紙芝居を見せてもらうのが大好きだったのですが、それと同じ感覚を思い出しました。本当に心の中へ自然に受け入れられてしまう、そんな不思議なアニメです。この作品に費やされた年数と製作費は膨大なもので、これだけのアニメを作るのがいかに大変なのかを思い知らされます。ストーリーは、あまり奇をてらったものではなく、昔からの『竹取物語』に沿ったものです。ただし、最後に月の使者がかぐや姫を迎えに来るシーンで、地球の人々との別れを惜しみ、感情豊かな表情を見せるかぐや姫と、それを見守る使者たちの無表情さの対比に、怖いような印象を受けました。まさに別の世界の住人なのだなと思い知らされるような感覚です。そして月へ向かったかぐや姫が最後に地球を振り返るシーン。彼女が生まれ育ち、いろんな人々と出会った思い出の地である地球について何を想ったのか? そしてこれからの月での生活にどんな気持ちを抱いているのだろうか? いろいろと考えさせられました。
まとめ
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