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ドクタードリトル(映画)の内容

映画『ドクター・ドリトル』は、2020年1月にアメリカ、同年6月に日本で公開されました。

100年にわたって愛され続けているベストセラー児童文学の同名作品を原作に、映画『アリス・イン・ワンダーランド』を手掛けたスタッフと、アカデミー賞の受賞歴を持つスティーヴン・ギャガンが監督を務めて製作されました。

物語は、動物と会話できるドリトル先生が、不治の病に倒れた女王を救うため、唯一の治療法を求めて個性豊かな仲間（動物）たちと冒険へと旅立つ姿が描かれております。

主人公のドリトル先生をロバート・ダウニーJr.が演じるほか、アントニオ・バンデラス、マイケル・シーン、ジム・ブロードベント。さらに動物たちの声の出演でエマ・トンプソン、ラミ・マレック、トム・ホランド、ジョン・シナ、オクタヴィア・スペンサー、マリオン・コティヤール、セレーナ・ゴメスなど豪華すぎるキャストが勢揃いいたしました。

動物と冒険で分かりやすい物語。観ているだけで楽しいだけでなく、それぞれの動物たちのキャラがしっかりとしていて、とても面白かったです。

藤原啓治さんの声が聞きたくて吹き替えで観たけど良かったです。これが最後だと思うと悲しいですが、様々な声を聞かせてくれてありがとうございました。

エディ・マーフィーが演じたドクター・ドリトルのイメージが強いですが、本作は本作の良さがありとても良かったです。

シンプルで分かりやすく、子供たちも大喜びでした。家族で見るのにピッタリな作品ですね。

あらすじ

イギリスで暮らしているドリトル先生は動物と話すことができる変わり者の名医で、世間から遠ざかり様々な動物たちとひっそり暮らしていました。

しかし若き女王が重い病に倒れたと聞き駆け付けると、そこには衰弱しきった女王の姿がありました。ドリトル先生は部屋での出来事を一部始終観ていたタコと会話をし、女王が毒を盛られたことを突き止めます。

唯一の治療薬は“エデンの樹”になる果実。ドリトル先生はみんなを引き連れて、伝説の島を探す危険な冒険へと出発しました。

見どころ

表情豊かな動物たち

ヒュー・ロフティングの児童文学作品で、シリーズ1作目の発表から100年が経ち、今なお愛され続けているアクションアドベンチャー作品が映画化されました。

本作の最大の見どころは、人間のように表情豊かに言葉を話すことができ、個性的で可愛らしい様々な動物たちが出演します。中でも、ドリトル先生が海の生物・タコと話すために、水槽に顔を突っ込んで話すなど、ユーモラスに溢れた作品。

そんな動物たちの勇敢であり感動的な姿が物語をぐっと盛り上げてくれます。お気に入りの動物が見つかるはず。見つかったら、その動物の細かな動きに注目するなど様々な楽しみ方を満喫できる作品に仕上がっております。

豪華すぎるキャスト

ドリトル先生にはロバート・ダウニー・Jr。オウムのポリーの声優はエマ・トンプソンに、さらにトム・ホランド、オクタヴィア・スペンサー、セレーナ・ゴメスなども声の参加をしております。

また、海賊王ラソーリ役にアントニオ・バンデラスが起用されるなど、人間側の配役も負けていません。

日本語吹き替えにおいては、ドリトル先生を藤原啓治さん務めました。藤原さんは長年にわたってロバート・ダウニー・Jr.の声をあてております。しかし、2020年4月に逝去され本作が遺作となりました。ほかに大塚明夫さん、大塚芳忠さん、石田ゆり子さん、斉藤壮馬さんなど、字幕版に負けず劣らずの豪華キャストが演じました。

豪華キャストの面々に驚愕することとともに、物語に見入ってしまうこと間違いなしです。

スタッフ

原作：ヒュー・ロフティング「ドリトル先生」シリーズ
監督：スティーヴン・ギャガン
製作：スーザン・ダウニー / ジェフ・カーシェンバウム / ジョー・ロス / エマ・トンプソン
音楽：ダニー・エルフマン
撮影：ギレルモ・ナヴァロ
編集：クレイグ・アルパート / ニック・ムーア

キャスト

※（括弧内は日本語吹替）
ジョン・ドリトル先生：ロバート・ダウニー・Jr（藤原啓治）
オウムのポリーに動物の言葉を教えてもらってから、動物と話すことが出来るようになったイギリスの名医。

ポリネシア / ポリー：エマ・トンプソン（石田ゆり子）
オウム。ドリトル先生が最も信頼する親友。

チーチー：ラミ・マレック（小野大輔）
ゴリラ。賢くて強いのに、物凄く臆病。

ダブダブ：オクタヴィア・スペンサー（朴璐美）
アヒル。母のように優しくて心が温かい。

ジップ：トム・ホランド（斉藤壮馬）
犬。純血種の忠実な猟犬で目が悪いので眼鏡をかけている。

ヨシ：ジョン・シナ（中村悠一）
シロクマ。寒いのが大嫌いで、熱帯への旅は喜んで参加する。

プリンプトン：クメイル・ナンジアニ（八嶋智人）
ダチョウ。飛べない巨大な鳥。

ケヴィン：クレイグ・ロビンソン（黒田崇矢）
リス。ドリトル先生が命を救った。

チュチュ：マリオン・コティヤール（沢城みゆき）
キツネ。ベッツィの頭の上で絶妙なナビゲーションをする。

ベッツィ：セレーナ・ゴメス（花澤香菜）
キリン。無私無欲で親切。そしてお喋り好き。

バリー：レイフ・ファインズ（池田秀一）
トラ。ドリトル先生がモンテベルデに滞在したときの元患者。

ミニー：ニック・A・フィッシャー（茅野愛衣）
フクロモモンガ。抜群の飛行力を持っている。

トミー・スタビンズ：ハリー・コレット（林卓）

海賊王ラソーリ：アントニオ・バンデラス（大塚明夫）

ブレア・マッドフライ先生：マイケル・シーン（大塚芳忠）

トーマス・バッジリー卿：ジム・ブロードベント（森功至）

ヴィクトリア女王：ジェシー・バックリー（瀬戸麻沙美）

リリー・ドリトル：カシア・スムトゥニアク（福原綾香）

レディ・ローズ：カーメル・ラニアード（遠藤璃菜）

アーナル・スタビンズ：ラルフ・アイネソン（ふくまつ進紗）

ベッサン・スタビンズ：ジョアンナ・ペイジ（さくらちひろ）

アーナル・スタビンズ・ジュニア：ソニー・アシュボーン・サーキス（橘龍丸）
ジェームズ：ジェイソン・マンツォーカス（杉田智和）

マフィア・アリ：マシュー・ウルフ（霜降り明星）

ドン・カーペンテリノ：デイヴィッド・シェインコフ（井上和彦）

ウサギ：ウィル・アーネット（諏訪部順一）

ハンフリー：ティム・トレロアー（武内駿輔）

レオナ：ジム・カレッタ（泊明日菜）

クライド：マット・キング（宮崎敦吉）

ドラゴン：フランシス・デ・ラ・トゥーア（高島雅羅）

ドクタードリトル(映画)の感想

50代男性

ドクタードリトルは何回か映画の題材として取り上げられているのですが、2020年公開の作品はかなり満足出来る作品だと思いました。まず原作に忠実に作られている気がしたからです。映画になると時代背景や新たなキャラクターが登場したりして何か違和感が残る事もあるのですが、ちゃんと昔の時代でつくられているのでかなりのめり込んでみる事ができました。動物が喋ったり動いたりする時は、コンピューターグラフィック処理で行われているのでびっくりするぐらい自然な動きです。変な風におかしいだろうと感じる事がないので、本当にコミュニケーションが取れたら楽しいだろうなと思いました。すごいのはこの動物と喋る事が後から身につけた能力だという事です。一体どうすればこんな力が身につくのか興味が惹かれませんか。コミュニケーションが取れるからピンチの時も動物が助けてくれて、それが本当に起きたらいいなと思うことばかりです。最初にモモンガとナナフシを忍ばせて館を出るのですが、これが非常に大切なポイントになっていることを楽しんでもらえると嬉しいです。この物語のキーは人を助ける事でまた自分も救われるという事なのですが、本当に気持ちがスッキリするいい映画だと思います。

30代女性

動物たちと会話ができてしまう唯一無二の「ドクタードリトル」。しかしかつては賑わっていた診療所もひっそりとしてしまい、ドリトルは動物たちのために診療所の門を開けることはありませんでした。そんなある日、一人の少年がケガをしたリスを連れてきます。その少年との出会いがまたドリトルを外の世界へ連れ出すことになるのでした。女王様の病がなかなか治らず、医師たちもお手上げの状態の中、ドリトルに白羽の矢が立ちます。その奇想天外の診療に皆目を丸くしますが、ドリトルは動物たちと少年と旅に出ました。その先では様々な出会いがあり、動物たちとたくさん出会います。動物映画とは思えないほど壮大なアクションアドベンチャー。何よりも個人的にとても楽かったのは、多様な動物たちの個性と特徴を生かした活躍です。予想外な悩みを抱えている動物たちには思わず笑ってしまったり、もれなく愛しい気持ちになりました。映像も素晴らしく本当に動物たちが動いて演じているかのようでした。だんだんと明らかになっていくドリトルの過去…女王様の病は果たしてただの病なのか…伏線も張り巡らされ、見ごたえたっぷりな映画です。見終わった後は動物たちを詳しく調べたり、動物園に行きたくなること間違いなしです。

30代男性

今回の作品は昔映画化された物とは全く別物なのですがこちらの作品も私は楽しく見させて頂きました！舞台設定は過去作品の現代社会ではなく、科学力が発展途上の世界観でどちらかと言うとファンタジー寄りだと思えます。私のイメージではドリトル先生だけには喋れる力がある！と言う考えだったのですが、ストーリー上ではドリトル先生は動物たちの出す音を聞き分けているという描写になっていて、正直私も根気よく動物と対話する様に頑張れば動物たちの言葉を理解できるようになるのでは？！なんて事も考えました！最近の実写はクオリティーが高いですし動物達が本当に仲間として活躍してドリトル先生を助けようと、奮闘するシーンの数が多く個性あふれる性格と動物達が個々の特性を活かして味方になってくれるのは大変心強いものだと感じます。ドリトル先生はどこまでも動物達の事を大切にしていますし、動物達とドリトル先生との絆がとても深く信頼関係と言うのは種すら超えると言うのが大変伝わって来ます！過去作品のコメディーに近い作品とは違います。ですがこちらはこちらの作品として大変すばらしい内容でした。動物好きの方やペットを飼われている方などは特に見て頂きたいと思う作品です！我が家のペットもこんなことを思っていたりするのでは？と想像が膨らみます。

30代女性

原作本をシリーズで読んでいた、という人にはぜひ見てほしい映画です。もちろん原作を読んだことがなかったり、少ししか知らなくても気軽に楽しめる映画だと思います。原作がとても有名なだけに、どんな雰囲気の映像になるのかが気になりましたが、CGと実写をうまく利用した映像に満足でした。今の時代だからこそ実現できた映像だと思います。映像の色や世界観もファンタジーにふさわしく、鮮やかで引き込まれるものでした。主演はもちろん、声優が豪華キャストというのもこの映画のポイントなので、字幕版の視聴もオススメしたいです。ドリトル先生の閉ざされた心を、動物と子供たちの力が癒し、開いていくという部分もストーリー性がありました。ファンタジーらしい冒険の要素も物語にメリハリを出しているので、最後まで飽きることなく見られると思います。動物たちのキャラクターが個性豊かでどれも可愛らしく、動物園か水族館に行って動物を改めて観察したいと思ったりしました。キャスト陣の、家族で映画を楽しんでほしいという気持ちも伝わってきます。映画でリラックスしてほのぼのとした雰囲気を楽しみたい方、お子様と一緒に映画を楽しみたい方、幅広い年齢層に楽しんでほしい映画です。

まとめ

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