先人たちの底力 知恵泉の見逃し無料動画配信と再放送情報6/30千利休｜Youtube/Dailymotion/Pandora/Miomio/9tsuよりオススメ

千利休とはほとんど、知らないで、茶を入れる人としか知らなかったです。確かに信長や秀吉と関わりがあったのは知っていますが、そもそもお茶を入れる人が歴史に名前を残すというのが凄いですね。高級感あふれる茶の世界を皆で楽しもうという考えがあるのが当時としては革命です。身分が大きく意識されている時代にやはり公平という考えが必要と思っていたんですね。当時の人達は茶器に凄く情熱を注いでいたようで、茶器一つで城が買えるという事をのべていました。今の時代なら絵画に何億も注ぎ込むようなことでしょうか？茶室で低い出入り口が、躙口と言う名前で何であんなに低いのかなと思いましたが、誰でも頭を下げて入らないといけない事や、茶室が二畳しかないのはみんなが公平であるという意味がちゃんとあったんですね。今でもサプライズが出来る人は、何かしら認められる傾向がありますが、利休はそれがとても上手に出来たんですね。ただ、相手のサプライズに気付いて相手に合わせる事が出来るのは一枚も二枚も上手であるのは今の時代の必要な感覚たと思います。実際にサプライズは上手くいってのものですが、いわゆる空気が読めないと、台無しになってしまうので、そう言った意味では千利休に倣うことが出来ると思います。

NHK『先人たちの底力　知恵泉「千利休～“一期一会”今このひと時を楽しむ～」6/30』ですが、現代に残るわび茶を完成させた茶聖・千利休が紹介されていました。堺の商人であった千利休が、織田信長に見いだされ茶道を極めています。本能寺の変以後は、信長の家臣であった関白・豊臣秀吉にも厚遇されます。しかし、どこかで、千利休は成り上がり者の秀吉には、覚め過ぎた対応をしていたような気がします。朝顔を眺めながら茶会を開催したかった秀吉に対し、庭の朝顔をすべて刈り取り、茶室に一輪だけ飾ったようですが、番組ではこの行為を究極のわびと説明していましたが、見方によればシャレが強すぎる気がします。多分、秀吉は内心ではムカつきながらも、シャレが分かった振る舞いをしたのでしょう。そんな、秀吉の利休に対する負の思いがどのように変化していくか、次回が期待されます。それにしても、この回で最大の驚きは、スウェーデン生まれの筋肉庭師・村雨辰剛(むらさめたつまさ)さんの日本文化に対する熱い思いです。日本の歴史にも詳しく、丁寧で正確な日本語を話され、千利休に対するコメントも的確でした。日本に帰化し、日本人以上に日本のわびさびに詳しいようです。そして、MCの新井秀和(あらいひでかず)アナウンサー、歯切れ良い、滑らかな語りで、ナレーションも抜群で番組の進行に欠かせない実力派アナウンサーです。