弥生三月 君を愛した30年(映画)の無料動画フル配信|DVDレンタルよりオススメ

ラブストーリー・ラブコメ
映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』予告【3月20日(金・祝)公開】

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弥生三月 君を愛した30年(映画)の内容

映画『弥生、三月 君を愛した30年』は、2020年3月に公開されました。

TVドラマ『家政婦のミタ』『同期のサクラ』『過保護のカホコ』など、数々のヒットドラマを生み出してきた脚本家・遊川和彦さん自身が監督も務めて仕上げた本作は二人の“30年”の“3月”だけで紡ぐ感動のラブストーリーとなっております。

本作は、昭和・平成・令和と時代をまたぎ、運命に奔走されながらそれでも運命を信じた二人の30年の姿が描かれており、波瑠さんと成田凌さんを主演に、杉咲花さん、岡田健史さん、小澤征悦さん、黒木瞳さんが出演しております。

30年間の3月を切り取った作品ということもあり、2011年3月11日も描かれており、9年が過ぎて、フィクションの中でも描かれるようになってきたんだなと思いました。忘れてはならない日であり、本作においても2011年3月11日は特に印象的なシーンでした。

序盤からドキドキ感が凄く、完成度が非常に高い今後も私の心に残り続ける作品のひとつとなりました。

波瑠さんと成田凌さんを主演に置くことを念頭に作られた作品ではないかと思うほど、しっくりきた作品でした。成田凌さんって、若いけどほんと名優だなと感心させられました。

それぞれの役者さんの演技がうまいなって思うシーンが所々にあり、一つひとつの名所が細かくてとても良かったです。特にラストシーンは心に響いたというか、胸に残りました。

あらすじ

高校時代、太郎(成田凌)と弥生(波瑠)そして弥生の親友・サクラ(杉咲花)は友情を育んでいましたが、サクラは薬害HIV患者であり、持病が悪化して亡くなってしまいます。

サクラの死を乗り越えて高校を卒業した弥生は教員を目指すため大学に。太郎はサッカー選手を目指し、それぞれ別の道を歩むことになりました。別れ際に、太郎が「40すぎても独身だったら、俺が結婚してやるよ」弥生に告げました。

数年後、お互いが別々の家庭を築くも人生は順風満帆では無く、太郎は離婚を経験し、弥生の旦那は災害に巻き込まれ死別。そして、子供のころに抱いていた夢は絶たれてしまうのでした。

そんな人生の起伏にいつも傍に居てくれ、手を差し伸べてくれたのは“あなた”でした。激動の30年のラスト。その人生に涙します。

見どころ

時代の移り変わりの表現

本作は1986年から2020年まで34年の時が流れております。基本的には年代をまたいで日付の順番に描かれているのですが、時には8年後の出来事が描かれたり、物語の大きな転換となる震災以降は、逆に21年前に戻ったりと、時間の流れが大きく前後することもあります。

その際、どの時代を映しているのかを観客に理解させるのが、非常に重要なポイントとなっておりますが、本作はしっかりとした配慮がされておりました。

それは、出演者の髪型の違いや、日めくりカレンダーをめくるかのような場面転換、年代が変わるときには必ずスクリーンにもスマホの画面やカレンダーが映し出されるなど、観客が見失ったり、混乱しないようになっております。

本作の主人公である二人が歩んだ34年の人生を、一緒に追体験して頂ければと思います。

主演の演技力

杉咲花さん、岡田健史さん、小澤征悦さん、黒木瞳さんと実力を伴いキャスト陣の演技はもちろん見事ですが、本作では主演を飾った波瑠さんと成田凌さんが特に素晴らしい。

16歳の高校生から50歳までを演じた二人ですが、学生服姿に違和感があると感じられる方が多かったのも事実ですが、外見ではなく、その演技力で内面から役の年齢に近づける二人の存在が大きな見どころとなっております。

中でも、バスを追いかけるシーンがありますが、16歳と50歳を演じ分ける波瑠さんの演技力に脱帽。名シーンとなっているのでお見逃しなく!

スタッフ

脚本・監督:遊川和彦
音楽:平井真美子
製作:藤田浩幸、市川南
音楽:平井真美子

キャスト

結城弥生:波瑠
自分の信じた道を突き進む、強い意志を持った女性。太郎に好意を抱くも、サクラも太郎に好意を抱いていることを知っている為、想いを秘める。

山田太郎:成田凌
通称「サンタ」。弥生の幼なじみで好意を抱いているが、心に秘めている。

渡辺サクラ:杉咲花
弥生と太郎の親友。若くして病死するが、弥生と太郎にあるメッセージを遺す。

あゆむ:岡田健史
太郎の息子。幼い頃に出会った弥生の影響で教師を目指している。

白井卓磨:小澤征悦
弥生の配偶者で歯科医。

山田真里亜:黒木瞳
太郎の母。弥生と太郎の相談に乗る優しい女性。

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弥生三月 君を愛した30年(映画)の感想

50代女性
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弥生と太郎、そして高校時代に亡くなってしまった親友のサクラ。そんな二人と一人の30年に及ぶ長い時間を、それぞれの年の3月だけを切り取ってつないだ、独特の描き方をした映画です。ほろ苦い青春があり、素直になれない恋があり。それを直視できないままにぐるぐると回り道をしてしまう弥生と太郎。それぞれに違う人と結婚し、離れては近づく、を繰り返していく二人が再び大きく距離を詰めた時、また違ううねりが二人を襲い、そして引き離すのです。大人になっていく過程でそれぞれがぶち当たった問題や、出来ちゃった結婚で息子を得た太郎の苦悩…それぞれの”3月”は行きつ戻りつして降り積もるように30年と言う時を刻んでいきました。弥生を演じた波瑠さんと、太郎を演じた成田凌さん。二人は年齢を重ねていく役を丹念に作り込んでいきますが。そのなかで唯一時を止めてしまった、早逝したサクラを演じた杉咲花さんの対比がまた鮮烈で、美しく。青春の”キラキラ”を思わせる存在感をかもしていました。彼女が二人に託したピンクの、カセットテープのウォークマンは、ある意味二人の呪縛でもあり、そして希望にもなったのです。30年経って、ようやく素直になれた二人。人を想うことの難しさと喜びを教えてくれる、そんな映画でした。

30代男性
30代男性

すれ違いながらもお互いへのピュアな気持ちを貫き通す、ひと組の男女の激動の30年間が映し出されていきます。3月というターニングポイントの季節に限定して、それぞれの年の1日だけを切り取っていくスタイルも新鮮です。サッカー選手になるという大いなる夢に向かって突き進んでいく山田太郎役に成田凌、しっかり者で教師として地に足を着けた人生を歩んでいく結城弥生役に波瑠。初々しさ溢れる16歳の少年少女が円熟味を漂わせた50歳になるまでを、主演のふたりが無理なく演じていて好感が持てますね。同じバスを追いかけるシーンでも年齢に応じて走るスピードに微妙な変化が付けられているなど、細部にまでこだわりを感じました。太郎と弥生を結び付けるキーパーソン渡辺サクラに扮している杉咲花も、登場シーンこそ少ないものの強い印象を残しています。1980年代に流行したソニーのカセットテープ式のウォークマンや、ガラケーからスマートフォンへと切り替わるタイミングなど。昭和から平成を経て令和を迎えるまでの世相や出来事が劇中に織り込まれていて、2011年3月11日がふたりの運命引き裂いていく展開も切ないです。「あの3月」に自分がどこにいて誰と何をしていたのか、記憶を呼び覚ましながら観てください。

60代男性
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三月という春の素晴らしい時期を中心にして、いくつかの心がザワザワするストーリーが展開されます。その時代にあった機器で、日付や時刻を克明に表しながら30年を描きます。私たちの人生でも春は心がそわそわする時期ですが、その目覚めのようなイメージがずっと続き、繰り返し観るものを惹きつけます。このラブストーリーでは、タイミングが合わなかったりして、成田と波瑠は切ないほどすれ違います。時には心の中に封じ込めたり、有名な映画のシーンのようにバスを追いかけたりします。まさに、今まで観たラブストーリーの名シーンをこれでもかと再現しているような気がします。そして、各年代での特徴的な行動をそれぞれにさせています。子供っぽくてエネルギーの塊のような10代から40代まで駆け抜けていく様は、誰でも感じている人生の断面を彷彿とさせます。辛いことがあっても、前に進むことをやめないで、一ミリでも成長していこうとする姿のいじらしさに胸が痛みます。人間は成長するからこそ美しいのです。そして、多分三月の日本こそ一番美しいのかもしれないと、映画を観ていてつくづく感じました。それにしても物語の展開はかなり早いので、30年かける2人で60年分だから、エピソードを淡々と積み重ねているような気もしました。それでも二人の演技が、見事に感情移入をさせてくれたので、泣きっぱなしでありました。ラストの上を向いて歩こうの歌は、各エピソードをつなげた人生に対する、感謝の気持ちで歌っているような気がしました。とても心に響く作品です。

30代男性
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ラマ「家政婦のミタ」「女王の教室」などの数々の話題作を作り続ける脚本家・遊川和彦が手掛けるオリジナル作品で今回もかなり話題となっています。弥生と山田太郎という男女の出会いから30年間を3月の出来ごとだけで紡いでいく新しい恋愛ドラマとなっています。1986年の3月に運命的な出会いをするこの2人、お互いに惹かれ合いながらも親友であるさくらを病気で亡くしてしまったこともあって2人は思いを告げる事無く離れ離れとなり、それぞれに結婚し家庭を持ち別々の人生を歩んでいましたが、お互いにその幸せは続かず、離婚やは婚約者の死など様々な不幸により厳しい現実を目の当たりにしていたのです。子供の頃に見ていた夢とは程遠い生活を暮らし、人生のどん底を彷徨う2人に30年の時間を超えて亡くなったサクラからの手紙が届きます。その手紙をきっかけに希望を持ち大きく変化していく2人の生活、そして思いを告げる事無く割れてしまった2人が30年の時を超えて結ばれることになるのか話が進むにつれて夢中になってしまう作品です。弥生を演じるのは人気女優の波留、そして山田太郎を演じるのは成田凌となっており2人の高い演技力にも是非注目して欲しい作品です。

 

まとめ

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本ページの情報は2021年2月時点のものです。
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