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ストーリーは不思議な感覚もありましたが、何よりも周りの人との繋がりの大切さに気付かされる作品でした。

愛、死、時間。全ての人を繋げる要素であり、深い言葉が良かった。それぞれが違った悲しみや苦しみを持ちながらも前に進んでいて勇気をもらました。

ストーリーが斬新で、意外なラストも良かった。また、自分の考えを押し付けるのではなく、肯定して寄り添うところも良かったです。

久々の素晴らしい映画でした。SFでもなく、スピードもサスペンスもないけど、人間の心に真っ直ぐに向かい合ったテーマが素晴らしかった。

時間、愛、死について深く感じさせてもらえた映画作品です。脚本も演出も素晴らしかったです。全体的に切ないのですが、心が温まる印象を受けました。ほぼ無表情で、無言を貫き通すウィル・スミスさんの演技がこれまでの彼のイメージとは全く違った印象で、とても新鮮でした。エドワード・ノートンさん、ケイト・ウィンスレットさんはじめ映画好きなら知っている豪華メンバーたちによる名演が光る作品でしたよ。「時間」の経過を感じるからこそ「死」について考えるし、「死」があるからこそ「生」意識してすがってしまう。「生」について向き合い考え続けると「愛」にたどり着く。それぞれ切り離すことはできないし、生きている中で向き合わなくてはいけないことだと教えらえました。このテーマは普段、きっかけがないとなかなか向き合う事はないと思います。長い人生の中ではつらいこともたくさんあります。でもやっぱり生きるって価値のある、素晴らしいことなんだと作品を通して思わせてくれました。お子さんを持つ親なら涙せずにはいられないような映画になっています。でも、子供を愛し、家族の時間を大切にしなきゃと強く感じさせられると思います！そして、夫婦で見て欲しい映画でもありました。結婚の意味、生きる意味について再確認させてくれる映画だと思います！

ウィル・スミスにしては、コメディな感じではなく、シリアスで驚きました。設定上、娘を亡くした悲しみは計り知れないでしょうね。その後、妻だったマデリンに会っても、娘の名前や、妻だったことを思いだせていないようなので、一種の記憶障害なのかもしれません。同僚たちは、仕事に身が入らない彼を心配して、一芝居打つわけですが、いい人たちだな、と感じます。現実、こういった境遇の人がいても、仕事ができなければ、会社では淘汰されていってしまうでしょう。それでいて、彼らも俳優たちに自分が抱える問題を見抜かれます。人生における苦難は多数ありますね。彼らも一種のセラピーを受けたことになるかもしれません。主人公ハワードは、マデリンとは関係を修復するこができ、喜ばしいです。同じ悲しみを経験し、同志のような関係になれたのかもしれません。お互いに癒していけるといいですね。このような境遇になったら、確かにどうやって生きていけばいいか、たいていの人は分からなくなるでしょう。子を亡くした人の会などに、もっと参加できるだけの気力が沸けばいいのですが。小さな子に先立たれるのは、言葉に言いつくせないつらさがありますね。全ての子どもに長生きしてほしいと、願います。

同タイトルのリメイク版かと思っていましたが、内容は実に現代的でした。メインの舞台がニューヨークの広告代理店という洒落た環境。しかもクリスマスの華やかな時期。私とは無縁の世界と思ってしまいました（苦笑）。しかしながら輝かしい実績を収めてきた主人公ハワードが子供を亡くしたことによって、ああも堕ちてしまうものかと思うと、この類の悲しみには人の立場なんて関係ないのだとしみじみと感じたものです。一方で典型的な展開かもしれませんが、すったもんだを経ながらハワードが少しずつ復活していく姿は温かい気持ちになりますね。それもハワードを大切に思う友人たちの助けがあるという点も、またよし。それでも難解な映画を好む人には、やや物足りなさを感じるかもしれません。しかし今作には更なる魅力があると思うのです。とにかく俳優陣の演技が素晴らしい！脱力してしまったハワードを演じたウィル・スミス。名前ゆえにおスミ付き(笑)の演技力。マデリンとやりとりする時の表情は、のちに振り返ると「なるほど…」と納得できます。バリバリキャリアのクレア役のケイト・ウィンスレットもカッコいいし、本当に天使なのではないかと思わせるオーラを漂わせるヘレン・ミレンも流石でした。

『素晴らしきかな、人生』はタイトルのように人生の素晴らしさを教えてくれる映画です。人間には避けられない死、６歳で死め人生もあれば長く生きられる人生もあります。与えられた人生の時間は愛に満ちあふれたものにしなければならない、と感じさせられました。ニューヨークのビジネス界で成功したウィル・スミス演じるハワードが、娘の死からやる気をなくしながらも、彼を囲む人々の愛と励ましにより立ち直るというストーリーですが、人に勇気を与える作品になっています。人が他人に興味を持つのは金が原因かもしれない、しかし、お金以上に大切なのは他人への友情と愛ではないか、と思いました。主演のスミスは非常に難しい役ですが、よく演じていたと思います。幸せのない男の人生を怒りと涙で表し、感動を与えてくれる映画にしてくれました。共演のキャストも豪華ですが、ブリジットを演じたヘレン・ミレンは素晴らしい演技でした。キーラ・ナイトレイもこの映画では脇役ですが、とても印象に残る演技をしてくれました。どんな人間にも悩みや辛いことはあります。しかし、それを乗り越え、泣きながら幸せをつかむのが、生きることの価値ではないかと思いました。人間関係に悩んでいる人も、誰かが必ず心配してくれているんだ、と思わせてくれる内容です。人生に悩んでいる人に見てもらいたい映画です。