さよならくちびる(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

マジで最高だと思いました。ほぼ三人しか出てこない、この、三人が最高過ぎる。
歌上手いって言うか、声がいい。これは持って生まれたものでしょうね。本当大好き、この映画。歌も。

歌がいい。曲も声も。飾り気のない主役2人に魅入ってしまいました。有名な若手女優さんですが、こんな役もできるんですね。すごいな。

成田凌さんが、カッコつけすぎかなと思っていたけれど、最後の最後に私の中ではピントがドンピシャに合って、ホッとして観ていて自然に笑えました。良い映画でした。

門脇さんの無言の演技というか表情の演技で的確にこちらに感情を伝えてくれる感じ、さすがやなぁ。

ハルレオが演奏する楽曲がとてもよくて心に染みる。二人とシマへの親しみが深まるほどに解散して欲しくないなと感情移入していた。

私は、映画『さよならくちびる』を観て、「少しずつ変化していく関係性」と「気持ちがこもった歌」が特に魅力的だと思いました。まず、夢を叶えるために奮闘する女性たちの姿についてです。この映画では、女性ギター・デュオの二人に付き人の男性が加わったことから物語が始まります。デュオの二人は、インディーズで人気を集めていて、強い絆を持って音楽に打ち込んできました。しかし、付き人の男性が加わったことでこれまでお互いに秘めていた気持ちが明らかになり、激しくぶつかり合うこともあるなど、徐々に二人の関係性が変化していきます。時に傷つけあいながらも、互いに自分をさらけ出して向き合っていく二人の姿から、相手に対する気持ちの強さが感じられて、胸が熱くなりました。次に、気持ちがこもった歌についてです。デュオの二人は、日々気持ちをぶつけ合いながら、二人の気持ちを曲として形に残していくことになります。劇中で、数多くの歌を披露している二人ですが、気持ちをぶつけ合った後の曲には特に強い思い入れがあります。その曲を歌っている時の二人の表情やその歌声から、曲に込められた様々な感情が真っすぐに伝わってきて、感動を覚えながら観ていました。

女女男の三角関係。こういったセクシャリティのドラマは日本でも増えてきたなあという印象がある。三角関係といってしまうと昼ドラのようにドロドロしたものを想像してしまうが、本作のそれは決して本質的には醜いものじゃなく、お互いがお互いを大切に思っているからこそ苦しむピュアな三角関係だと思った。だからこそ、自分の醜い感情にショックを受けたり、葛藤したりして、苦しく悲しいのだ、とも。どこか少しでも小づるく立ち振る舞えれば、ここまで苦しまなくてもよかったのかもしれない。解散のための最後の旅は、未来への希望があるわけでもなく、不安や悲しみがつきまとう。ただでさえそうなのに、ここに三角関係が上乗せされる。これはつらいだろうなあ。でも、終わりの瞬間に向けて進んでいくにつれ、その美しさは濃くなって、ラストシーンはとても魅力的なものとなった。ハルレオのふたりは、本職ガッツリ女優なのにも関わらず、透明感のある歌声でとてもすごかった。ツアーを回るにしては楽曲が少ないということはあるけれど、完成度を上げていくためには止むをえなかったのかなとも思った。読後感は決して爽やかなものではないけれど、そこには明確に救いがあって、複雑な感情が残るけど嫌な気持ちにはならない。爽やかに傷つく作品だと思う。

女性のギターバンドである「ハルレオ」が主人公のこの物語、こういった映画ってキャストを重視しすぎるあまりに肝心な曲のシーンなどがいまいちなことが多いのですがこの映画では逆に曲のシーンがめちゃくちゃ完成度高くて本気度がにじみ出ています。その気になる主人公のハル役に門脇麦、レオ役に小松奈菜といった今をトキメク若手俳優を起用しながらも2人の完成度の高い演奏シーンや実際に歌っている姿を見ると相当練習やりこんだんだろうな～と感じるシーンが多いです。そんな2人を中心にしたバンドに付き人のシマ（成田凌）が参加していくことで徐々に関係が今まで通りにはいかず3人の関係はぎくしゃくとして行きます。やっぱりいつだって問題が起こるのは男女関係のもつれです。しかしそれをきっかけにして今まで話せなかった事も打ち上げるようになり、一度はもつれた関係が逆に強い団結力になっていく光景は見ていて気持ちがいいものです。そうして気持ちをぶつけあうことで新たに心のこもった曲が生まれより一層深みあるバンドへと変貌を遂げていきます。秦基博やあいみょんが楽曲を提供ししていることもありどの曲も心に響く本当にいい曲ばかりなので、演奏シーンはかない必見です。