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アルカナ(映画)の内容

映画『アルカナ』は、2013年10月に公開されました。

原作は、集英社の「週刊ヤングジャンプ」にて2000年から2001年まで掲載され、読みきりも含め全14話の『ARCANA』となっております。

本作は期待の新人・山口 義高さんの監督デビュー作です。彼は、極限まで振り切った作品スタイルで、海外にも熱烈なファンがいる三池 崇史監督作品の助監督を多く務め、三池イズムを受け継いでいます。

映画『アルカナ』は、本体（人間）とその分身（ドッペルゲンガー）とが共存する世界で、”分身が本体を殺め乗っ取ってしまう” という事件を軸に、この事件を終息させたい少女・まきと刑事・村上が、心を通わせながら分身に立ち向かっていくさまを描いた異色のラブ・ホラーとなっております。

主人公である少女“まき”と“さつき”の一人二役を演じるのは、数々の映画やCMなどで大活躍中の土屋 太鳳さん。本作で初の一人二役という難役に挑んでおります。また、まきと行動を共にする人情味のある村上刑事を演じるのは、舞台を中心に根強い人気を誇る中河内 雅貴さん。さらに、岸谷 五朗さん、谷村 美月さんといった実力派俳優陣がしっかりと脇を支えております。

土屋 太鳳の存在感は凄く、初の一人二役も非常に良かったとの声が多くありました。もっともっとダークな役柄をさせても、彼女はしっかり演じれるとさえ思えました。

また、やはり舞台を中心されているだけあり、中河内 雅貴さんの評価はうなぎのぼりですね！本人が良ければ、もっと彼の映画などを見てみたいと思いました！

あらすじ

人々を震撼させている、謎の連続大量殺人を追う村上刑事(中河内 雅貴)は、事件現場で記憶を失った少女・マキ(土屋 太鳳)と出会います。

事件現場でただ一人の生き残りという理由で、容疑者となり逮捕されてしまう彼女ですが、事件の被害者である【死者たちの苦しむ声】に導かれて、気づけば事件現場にいたとのこと。

彼女の証言を幼い頃から不思議な現象に遭遇することの多く、超常現象に悩んできた村上は信じました。そんな中、彼は未解決事件を扱う警視庁刑事部捜査共助課二係、通称“お宮係り”から、人間が分裂して生まれた分身が本体を襲撃するという異常な事件が頻発していると聞かされます。

事件を追う村上と死者の声を伝えるマキ、そして、もう一人のマキを追うお宮係り。全てが揃ったとき、“人間”と“分身”の壮絶な戦いが待っていました…。

見どころ

希少な設定の物語

原作未読の上、予備知識もほとんどないまま見ましたが、冒頭からいきなり引き込まれる展開は良かったです。こういったジャンルはありますが、設定というか物語の軸はあまり見ないものなので、どんどん引き込まれ、楽しく見ることが出来ます。

ホラー系というのは分かっていたのですが、アクションが思ったよりガッツリあり、迫力もあり、そういった所も楽しる作品となっております。

貴重な下積み時代

山口監督は助監督時代にロケ1000本の実績を誇る茨城県常総市から、本作品を常総市支援作品に認定され、市全域でのロケに際して全面協力を受けたそうです。

下積み時代の実績が監督デビュー作の手助けをしております。

スタッフ

原作：小手川 ゆあ「ARCANA」
監督：山口 義高
脚本：山口 義高・及川 章太郎

キャスト

マキ / 長瀬 さつき：土屋 太鳳
霊が見えると言う謎の少女。実は分身で本体はさつき。分身は優しいが本体は激情型。

村上 謙省：中河内 雅貴
霊が見ることが出来る刑事。熱血刑事で荒いが、人情味のある男性。

橋 雄高：岸谷 五朗
冷静で理知的な刑事。しかし人間の凄さをよくわかっている熱いところも。

みちる：Kaito
鳥河学：谷口一
小林宗光：野口雅弘
中林：植原卓也
田口：谷口賢志
友近三枝子：谷村美月
蜷川みほ
山口祥行

アルカナ(映画)の感想

まとめ