アゲイン 28年目の甲子園(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

今年、コロナの影響で甲子園への夢を途絶えた多くの方々は、マスターズ甲子園で新たな夢を持って、たくましく生きて欲しいと思いました。

野球とは関係なく、どんな人生を送ってきたとしても、この作品を見た方は背中を押されると思う、暖かくも真剣な物語でした。

とてもよく作り込まれており、2時間があっという間に感じるほど、最初から最後までだれることなく観られました。親子愛、友情、チームメイトを想うとてもいい映画でした。

歳を重ねるごとに涙腺が緩くなってしまいますね。感動で涙が止まりませんでした。また、エンドロールで流れる、マスターズ甲子園の実際の映像が素敵でした。いくつになっても、夢を追いかける人は素晴らしいということを教えてもらった気がします。

元々野球好きなのでついつい甲子園というタイトルに惹かれて視ました。ストーリーはそれなりにしっかりしていると思います。今はどうかわからないけど、自分の青春時代の時は、野球部に暴力事件が結構ありました。話はその暴力事件のことをマネージャーが誰にも言わない部分が出てきます。主演の中井貴一と娘さんの親子の心のつながりを描いた作品で有り、名作であると思います。親子のつながりを描いたシーンは何度となく心を打たれ涙しました。波留の父がグローブに書いていた言葉なんて非常に渋く泣かせますね。そんなに人気に話題にならなかった映画のようですけど、自分は好きですね。また野球ファンそれもカープファンにはたまらないシーンもあります。なんとあのV戦士高橋慶彦さんがちょい役ですが出ております。この映画はなんと言っても中井さんの演技のうまさが際立つ映画であると思います。中井さんの出演映画は、どれも名作揃いですが、この映画もその中の一つといって良いと思います。甲子園球児をはじめ、野球ファンなら是非一度視ることをおすすめします。

今では知る人も多くなった「マスターズ甲子園」を、それぞれ苦悩の中で生きている中年男性達が追い求める映画です。主人公達はとある事件で断ち切られてしまった「あの夏」をもう一度追い求めるために奮闘します。我々中年にどっぷりハマってしまい、かつ学生時代に何かを求めて「あの夏」を過ごしてきた人間には堪らない内容です。主人公中井喜一さんがもう一度「あの夏」を追い求めることを決意し、かつてのチームメイトである柳葉敏郎さんを尋ね協力を頼む、一度断られるが柳葉さんが決意し協力を誓うシーンはこの映画の白眉といっても過言ではないと思います。私の場合、白球ではなく楕円球を追いかけていましたが、三年間という膨大な時間の殆どを捧げた「あの冬」を共に過ごした仲間達、その仲間達ともう一度過ごす事を妄想して目頭が熱くなってしまいました。「古い仲間達との永遠に消えない繋がり」、これがこの映画の一つの主題だと思います。もう一つの主題は「家族」です。反発していた娘さんと最後にキャッチボールを交わすシーン、こちらも同じく娘を持つ身としては目頭を熱くさせてくれるシーンでした。既に人生の折り返し地点を過ぎ、ただ何となく仕事をする日々を送っている同じ中年の方々に是非見て頂きたい映画です。この映画を見て、もう一度それぞれの「あの夏」を思い出し、そしてもう一度「あの夏」のような、いや、それを超えるような日々と思い出を作っていく、鑑賞後に感動と共にそのような激励の気分も与えてくれる映画でした。

過去に実現できなかった甲子園出場。一人のチームメートの遺族である娘の思いが主人公の坂町晴彦をマスターズ甲子園出場へと動かしていき、一度失われてしまった娘との絆を取り戻すいい物語です。主人公は元高校球児。甲子園を目指し決勝戦まで行きながら松川という部員の不祥事で決勝戦を辞退した過去を持っていました。甲子園という最高の舞台でプレーするチャンスが目の前に来ながら辞退。晴彦やチームメートにとり負けて出れないならば自分たちの力が及ばなかったと潔くあきらめる事もできようが、負けるチャンスも与えてもらえなかった無念の過去の思いがこの映画の野球部員の共通の思いだったのではと思わせる場面に遭遇します。しかし晴彦たちの誤解がやがてとけすでに他界した松川の知人から事件に真相を知らされ松川という男性の名誉がいずれ回復される時が来た時は正直ほっとしました。松川という部員は本当は自己犠牲をしてでも皆を守りたい勇気ある男性だったんだとわかった時はとても感動するはずです。そして元部員たちが数十年ぶりに松川に真の友情を知った部員たちは晴彦と共にマスターズを目指します。映画を見ている人には試合の結果よりもこのマスターズを通じて晴彦が娘と和解し無言ではあったものの笑顔でキャッチボールをするシーンが印象に残ると思います。それぞれ抱えた人生がありその人生で問題が起きたとしてもその事を受け止めそれでいて人は前に進みその過程で友情や親子の絆を改めて再認識させられるという事を感じる心温まる映画だと考えます。