ザ・マジックアワー(映画)の配信無料動画フル｜DVDレンタル/Dailymotion/Pandora/Miomio/9tsuよりオススメ

オーバーな演技やありえないストーリー展開。非現実的な世界設定でありながらも現実世界と隣り合わせ。かなり面白く三谷ワールドを堪能出来た一作でした。

たくさん笑いながらも見応えバッチリの作品で、三谷幸喜監督らしい舞台を観てる気分になれる作品でした。

佐藤浩市さんが演じた村田がどのような人生を歩んできて、どんな思いで嫌な役を引き受けているのか。またどうして裏方さんたちから慕われているのかが気になったので、スピンオフ作品として映像化してほしい。

文句なしのストーリー、途中で退屈することもなく観ることが出来ました。最後の最後であの展開は流石の一言しか出てきません！

伝説の殺し屋「デラ富樫」という人物がキーパーソンとなっており、その人物によって命がけの行動をとる者、そして失いかけた夢を取り戻す者など様々に入り混じる登場人物たちの感情が見ることができました。最初は妻夫木聡さん演じる備後がマフィアの愛人に手を出したことで殺されそうになり、「デラ富樫を知っている」と口走ったことで連れてくることを条件に開放されたことからストーリーが展開します。それは自分が助かるために付いた咄嗟の嘘であり、その嘘を隠すためにと嘘を重ねていく様子は見どころで、誰も見たことがないならと売れない役者を選抜する展開に結末への期待が高まりました。選ばれた佐藤浩市さん演じる村田のいい具合に売れずに年齢を重ねた役者感が笑いどころで、撮影と騙されマフィアと対面するシーンや役になり切っていることから本当の銃撃戦でも命知らずな行動をとる姿に徐々にマフィアたちの信頼を勝ち取っていく姿は面白いと共に村田の行く末の不安を大きくさせました。徐々に村田も芝居ではないと気づき、騙されていた事実に役者すら辞めようとする姿はどれだけ芝居に対して真剣だったかという村田の熱い思いを感じさせました。最後までやり遂げようと再び備後たちの前に現れた村田と村田のコネによって駆け付けたドラマ撮影の際の裏方スタッフたちに結末に向かう壮大さを感じさせ、ワクワクが止まりませんでした。最後に本物のデラ富樫が登場するとう展開には驚かされましたが、村田が手を銃の形にし、銃声を口にすると共に特効さんが用意した爆薬が爆発していく様子に演じることの醍醐味を感じました。危機を回避したハッピーエンドとして終わった結末と共に組み立てたセットをバラしていく様子がエンドロールで流れ、備後監督の芝居がようやく終わりを告げたと感じました。些細な嘘が迎えた結末にワクワクが止まらない作品でした。

まずこの映画はコメディ映画となっています。更に監督三谷幸喜と主演佐藤浩市のタッグだという事を念頭におき、西田敏行などの豪華な面々で構成されています。この出演陣だけで間違いなく笑いが起きないわけありません。内容をまじめにとらえると『絶対にそんなことにはならないだろ』と思わせられるのですが、やはりベテランの役者さんたちの力量によりそれをまじめに面白おかしく表現されていると思います。売れない役者役の村田（佐藤浩市）が映画の主演で暗殺者役と思い込んで本物のマフィアの前で披露する癖の強いナイフの扱い方や建物の前でトランポリンに乗ってバウンドしている姿が何度見ても笑いが止まらなくなります。また見える場所に撮影機材がないというのにそれに疑問を持たず全力でお芝居をするシーンは何度も見返してしまいました。ですが、残念なことにこの作品は中盤までは笑いが止まらない状態で見ることができたのですが、後半からの本当は映画の撮影ではなく、村田が周りの人間が本物のマフィアだと気づいた後からは若干グダグダな感じがしました。ラストシーンは無理やりいい話に持ち込んでいくような感じもして残念な気持ちにもなります。どうせなら村田には映画の撮影と思わせながらエンドロールを迎えてほしいと思いました。

三谷幸喜さんが監督・脚本を担当したコメディ映画です！それぞれの役の勘違いによって内容が進んでいくとても面白い展開を巻き起こす映画です！全然売れていない俳優が騙されてマフィアの抗争に巻き込まれてしまう何が起こるか予想が全くつかないテンポの良い映画です。役の割り当ても、三谷幸喜さんならではといった感じがします。現実では大人気俳優の佐藤浩一さんが全く売れないしがない俳優、現実では好青年で悪い雰囲気の役など見たこともない妻夫木聡さんが、マフィアの下っ端など普段の役柄とは違うのを演じている彼らの演技を楽しんでもらえる映画だと思います。出演者もとても豪華で、三谷幸喜作品には欠かせない西田敏行さんや深津絵里さん、戸田恵子さん、寺田進さんなど全く外れのない演技をしてくれるメンバーばかり！ゲスト出演としてちょっとしか出ない出演者も天海祐希さんや唐沢寿明さんなどの豪華メンバーでとても華やかな映画になっています。ハラハラドキドキの内容と、先が全く読めない展開、予想を覆すオチなど、思わず声を出して笑ってしまったりする三谷幸喜映画の新たな傑作だと思います。私が特に笑ったのは、佐藤浩一さん演じるしがない役者がマフィアのドンである西田敏行さんの前でナイフを舐めるシーン。西田さんのリアクションがそれは面白くて、その印象が強く残ってしまうほどインパクトのあるシーンでした。

数ある三谷幸喜監督作品の中でも１番好きな映画です！ヤクザ物で序盤は暴力シーンから始まり、ちょっと怖いのかな？と思ったのも束の間、次から次へと登場するキャラクター達の愉快なこと。殺し屋の映画の主演だと騙されている俳優と、本物の殺し屋を連れてこられたと騙されているヤクザ達の、全く噛み合わないようで噛み合っているコメディっぷりが、１番の見所です。あの大物俳優の佐藤浩市が、この映画を観ていると本当に冴えない男に思えるし、映画の中ではその冴えない俳優が演じる殺し屋を、「見ていて本当の殺し屋のように思えてきた。俳優はすごい」とホテルの支配人がため息をつく場面。俳優というものの深さを二重で感じました。この映画のタイトル「マジックアワー」の意味が劇中にでてくるのですが、マジックアワーを逃したなら、また次のマジックアワーを待てばいいという、突然人生そのものについて考えさせられる、胸が熱くなる場面がとても素晴らしいです。もう見ていてハラハラさせられっぱなしの三流俳優が、最後にドンと花を咲かせる場面は圧巻！ヤクザの話なんですが、ここまで愛すべきヤクザがいるだろうか？と思う程愉快な気持ちで観れる映画でした。もう一度観たい！と、何度でも思える映画です。

三谷幸喜さんの作品が好きで当時はまっておりいくつかの作品を映画館で観ましたが、特に気に入っている作品です。佐藤浩一さんが演じる俳優村田が騙されて真面目に全力演じている姿がとても面白くて、アップで映し出される表情がコミカルで笑いが止まりませんでした。西田敏行さんとの掛け合いも面白くてお腹が痛くなりそうなほど笑いました。館内のお客さん達も笑いをこらえきれず声を出して笑っていました。西田さんを始め深津絵里さん、妻夫木聡さん、綾瀬はるかさん、寺島進さん等たくさんの大物俳優さんが出てきましたが、皆コミカルな演技がとても上手で、細かいところまでさりげなく演技され所々で笑いが起きました。脚本も細かい所まで面白く描かれており、画面の端々で面白い事が起こっており見逃せません。セットも結構凝っており街並み等レトロな感じも素敵で懐かしい感じもあり良かったです。面白いだけではなくセリフも温かさがありちょっとしんみりするシーンもあり、観終わるととても元気な気持ちになれる映画です。若い方から年配方まで様々年代層の方が笑っていたので、ご家族で観ても楽しめる映画だと思います。私自身も元気を出したい時また久しぶりに観てみたいと思っている映画です。

映画『ザ・マジックアワー』は、ボス(西田敏行)の愛人・高千穂マリ(深津絵里)に手を出して、ボスの怒りをかってしまった手下の備後登(妻夫木聡)が、伝説の殺し屋を連れて来いと命令されます。何とかして登が思いついた苦肉の策は、映画と思いこませて三流役者の村田(佐藤浩市)に殺し屋を演じさせることでした。この映画の一番の見どころシーンは、映画の撮影と思い込んでいる村田とマネージャー(小日向文世)に対し、現実に殺し屋がやってきたと思い込むボスとその手下達の盛大な勘違い合戦です。勘違いが勘違いを呼ぶ状態に、視聴者は思わず笑ってしまう事間違いなしです。また、双方の思い込みと勘違いによって、それを仕組んでいる登が思いもしなかった事態にまで進んでいきます。個人的に印象に残っているシーンは、CM撮影のエキストラとして街に居合わせたかつての映画スター・高瀬充(柳沢真一)が、役者をやめようと考えている村田と話しているシーンです。彼は、人生で最も輝く瞬間という意味である「マジックアワー」が次に来るタイミングを辛抱強く待ち続けており、その何歳になっても夢を追いかける姿勢に胸を打たれました。笑えるだけでなく、巧妙に仕組まれた伏線と登場人物の熱い想いに感動すること間違いなしの映画です。

映画の世界と現実が交錯している物語が面白かったです。舞台となる街の名前が出てきただけでクスッと笑ってしまうほど、コメディ要素たっぷりです。期待通り、最初から最後までしっかりコメディを貫く作品でした。日本のどこかにある街、という設定なのだと思いますが、街並みが見事に外国映画のセットで、それがまた異国情緒ただよう独特の雰囲気作りに一役買っています。コメディなのになぜかちょっとおしゃれ、というのも魅力の映画です。映画の作り方や役者の仕事がちょっとだけわかるようになっているので、舞台裏を見せてもらう特別感もあります。映画や映像制作に興味がある人はもちろん、映画が好きな人にとっては面白い作品だと思いました。三谷監督作品ではお馴染みの豪華キャストたちも、それぞれ持ち味を生かしつつ、役にはまったおもしろ演技で魅了してくれます。全体の映像の色イメージが夕暮れ時のオレンジ色を貫いている感じがしたのですが、それにもこの映画のタイトルとも関係したこだわりを感じました。そこはこの映画の鍵になる部分でもあり、ロマンを感じる部分でもあります。おしゃれだけじゃなく、ちょっと笑えるエンターテイメント作品が好きな方はもちろん、みなさんにおすすめしたい作品です。