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面白かったです。何よりも登場人物がそれほど多くないので、理解も容易く話の展開もスムーズで、最後までダレることも、飽きることもなく観られました。

原作を読んでいなくても楽しめる作品だと思います。主人公の片切友一のゲスい役に惹かれてしまい、それを演じた吉沢亮さんの演技力が凄いと思います。

久しぶりに面白いと思えたドラマの続編の映画化。期待以上の作品で楽しかったです。良い所で幕切れとなってしまい、ファイナルがとても気になります！

ドラマ版では隠されてたそれぞれの人間性が表になっていき「なるほどな」と納得させられました。若い俳優さんたちの技量の違いがあれど、役を全うしていたので見ていた楽しかったです。

ことあるごとに「お金より友情が大事」とアピールする、主人公の片切友一を吉沢亮が爽やかに演じていました。オンボロアパートでひとり暮らしをしながら朝早くから新聞配達という、昭和の苦学生のような学ラン姿も意外に似合っていますよ。美しいルックスで注目を浴びる沢良宜志法、成績優秀でメガネが似合う美笠天智、スポーツマンタイプの四部誠、アニメ・漫画好きの心木ゆとり。家庭環境から性格までバラバラながら、何とか上手くバランスを取っている高校生たちが微笑ましいです。そんな5人の友情も修学旅行の積み立て金200万円紛失がきっかけで、あっさりとひび割れてしまうのがほろ苦いですね。クリアすれば200万はチャラ、失敗すれば10倍返しの2000万。ハイリスクハイリターンなギャンブルを、いかに力を合わせて勝ち抜いていくのかが見所です。男女間の恋愛観から交際歴、面と向かっては口にすることのないお互いへの不平不満、絶対に知られてはいけない裏の顔。それぞれが抱えている秘密が次々と暴かれていく、「陰口ゲーム」は危険過ぎます。SNSを使ってコミュニケーションを取り空気を読むのが当たり前な10代が、心の底から相手のことを信じることができるのでしょうか。モニターを通して5人の一挙手一投足に目を光らせている、謎めいたゲーム主催者の正体も推理してみてください。

タイトルと内容のギャップに惹かれた作品です。原作を読んでいてあらすじを知っていましたが、改めて実写映像にて観ると高校生の葛藤や現代社会に根付き思春期の学生が気にしているカースト問題を表現できていると思いました。主人公（ゆういち）をはじめとする主要メンバー5人の探り合いゲームを通じて何を思っているのかが伝わってくる良い作品だと思います。最初はタイトルから読み取りゆるく小さい子供が楽しめる作品なのかなと思っていました。原作についても同様に思い気にも止めなかったのですが、コミックスの表紙を見て興味を惹かれたのを覚えています。劇場版になってドラマ版からの続きでしたが、ゲームと称するなだけあって劇場版だけでも楽しめる作品でした。黒幕がわかってゲームを進めてさらなるゲームをチャレンジしていくのも飽きずに観れるポイントだと思います。原作を知っているからこそ続きを見たいとも思います。劇場版で是非に次回作が見たいと思える最期でした。劇場版からでも楽しめますし、ドラマ版からならキャラクターの心情にのめりこめると思います。アニメや原作漫画といった色々な媒体からでも楽しむことの出来る非常に良い作品だと思います。

友達の悪口を言って、借金をなくそうという心理的に迫ってくるシステムのゲームに参加する高校生たちのお話で、高校生だからこそ人間ドラマが完成するのかなって感じで見ていました。大人なら全然自分だけが助かろうとするのかなとか、大人でも友達なら苦しむものなのかなって思ったりしました。高校生という微妙な立場だからこそ、お金を稼ぐことがないので、借金の怖さを知らないから、友達を思って悪口を言わないのかしらと。腹黒い大人な考えですみません。この映画のキーパーソンである片切友一は、なんだか影のある感じで、ちょっとかっこいい雰囲気。ゲームのカラクリを静かに見破り、悪口を言っている犯人をあぶり出し、なんだか天才？って感じです。これは女子からの人気はあるでしょうね！それに反してシベ君はなんだかお金持ちでも嫌われてそうな感じなのに、友達なんですね?。不思議な感じ。まあ同級生ってだけなのかな？って感じでした。最終的にも友一君が他のメンバーを救うってかたちになってしまいましたし、それに伴って何か抱えているてんじくんが追いかける形になったりと、予想外の展開になったラストでしたが、次の映画がきになる感じでバトンタッチ的な要素で終わっていて、続きが見たくなるような展開だったのが上手だな?って思いました。