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現実社会も今は本作と同じような状態ではあり、医療従事者には感謝しかない。作中でも医師の職業魂に拍手です！

実際に起きてもおかしくないところがリアルで怖かった。知らないってなんて怖いことなんだろうと実感させてくれました。

怖くてグロくて良い意味で地味な3点盛りの最高に決まった作品。特に規制をかけないグロテスク映像は見事であり良作を見られました。

ドキュメンタリー風の撮影の仕方がとても臨場感あふれる仕上がりでした。

『ブレアウィッチプロジェクト』や『クローバーフィールド』などでポピュラーになった見せ方だなあ。フェイクドキュメンタリーっていうんですか。ホームビデオ的な荒い画質を使ったパニックホラームービー・・・と思ったら、『パラノーマルアクティビティ』のスタッフと共同で作ったとのこと。なるほどー。もはやベタになってしまったけど、こういう荒い映像の中にチラッと見える寄生虫とかはやっぱグロくて「うわー・・・」ってなりますね。これ系は基本的におどかすことが目的でメッセージ性がないことが多い気がするけど、本作はけっこう社会派なメッセージが込められています。水質汚染に対するアンチテーゼと言いますか。ま、確かに水は大事にしようっていう気にはなりますね。作り手の思う壺でちょっと癪に障るけど。レビューではけっこう酷評されている印象だったので、どうかなと思ったけど、意外と私は楽しめました。いくつか散りばめられたヒントが真実に向かって帰結していく展開は引き込む力があったと思うし、楽しい日常がどんどん寄生虫によって侵食されていく絶望感は見応えがありました。もちろんそんなに製作費が多くなかった中だと思うので、３Dのクオリティとか役者の演技とか緩い部分はあったけど、それはまあ、あくまでB級映画ということで。

本作は怖い！グロい！地味！の３点を見事に満たした作品となっています！普通の映画と違って、ホームビデオ風の映像を流す演出で物語が展開していくので、映画の中の登場人物としてではなく、実在している家族として想像し、ひこきこまれます。そのことから、登場人物にもとても感情移入がしやすかったと感じました。編集のつたなさを感じますが、そこの演出がかえって本物らしさを演出しています。グロテスクな映像に規制をかけてもいませんでした。この不遠慮なまでのリアルさの演出こそが視聴者を作品の中にのめり込ませてくれます。寄生虫たちのグロさ、エグさが規制無しで描かれた気持ち悪さだけでなく、精神的に追い詰められた人間の狂気も見事に表現してあったのでパニックスリラーとしてはかなり秀逸な作品だという印象を受けました。観た後は水を飲みたくなくなってしまいました。気持ち悪くて強烈なインパクトを与えられましたが、観て良かったです。怖いというよりも、恐ろしいという表現がピッタリ合う作品です。この映画を通して、実際ににアメリカのどこかの地方でこのような伝染病が存在していたのでは？という恐怖を感じてしまうほどでした。浸透していく恐怖、淡々と撮られた映像からどんどん恐怖心が拡がります。パンデミックの恐ろしさを味わえますので、今のコロナ禍にタイムリーな作品なのではないでしょうか。いい意味で、とにかく気持ち悪い作品なので食事中にはあまりお勧めできません！見るときにはご注意いただきたいです！テンポもよく、捻った話ではないのでサラッと見れますし、時間も短いので、サクっと観れる作品ですよ。POV形式のホラー映画が好きな方には特にオススメしたいです。

とある町で起きたパンデミックを描くファウンドフッテージもの作品です。ジャーナリスト志望の大学生や、家族、研究者などが撮った映像、証拠資料の写真などを繋ぎ合わせた形で展開されます。こういった作品はうまく撮影できないという制限があるので、ドラマチックに描くことは難しいのですが、テンポの良い編集と音楽で見せ切ることができています。制作スタッフには低予算ファウンドフッテージもののホラーである、パラノーマルアクティビティの制作スタッフが入っていることもあり、有名なキャストの出演なしでもここまで面白く観れるのだと感心する内容となっています。いわゆるホラー映画と違い、ひらけた町、太陽が上る昼間の出来事がメインなので、一味違う恐怖を味わいたい方にお勧めしたい一本です。この作品を監督したのはバリーレヴィンソン。「レインマン」などで有名ですが、この監督の傾向として、作品内で権力を持つ人たちの恐ろしさを描くことが多いです。「グッドモーニング、ベトナム」「ディスクロージャー」「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」「ロビン・ウィリアムズのもしも私が大統領だったら…」などジャンルを問わず、スキャンダルを権力で揉み消そうとしたり、上の立場の人間が圧力をかけることが描かれます。今回もそういった部分を楽しめる作品になっていますのでぜひご覧ください。

普段の生活の中で気にすることはあまりないかもしれないけど、実際に存在している寄生虫による恐怖を描いた映画です。改めて感染や寄生虫の恐ろしさを考えさせてくれる映画でもあったと思います。パニック映画が好きな人は楽しめるとは思いますが、寄生虫をテーマとしている映画でもあるので虫が苦手な人にとったら、ちょっと辛い映画かもしれませんので注意が必要です。映画の中では寄生虫に食べられてしまった死体など、結構激しめな映像も出てきますので、これ系が苦手な人も注意が必要だと思います。この映画のようなことが、実際身近で起こったらとんでもなく恐ろしいと思いますし、それと同時に環境汚染に対する警告のような感じもしました。本当に人間を食べるバクテリアなどもいるようなので、この映画で起こったことが全くのフィクションかといわれたらそうでもないような気がします。そして、この映画は謎の感染症が発症すると同じく、惨殺死体が連続して現れることから途中までは連続殺人事件を追うような形になっていました。ど派手な映像を期待して見ると、もしかしたら期待に沿えないかもしれませんが、映像の派手さはそれほどでも、実際に起きるかもしれない設定のため、現実的な恐怖を感じることができると思います。

視聴者が疑似体験をしているような感じで撮られているので、迫力がありとても怖いです。小さな港町の海水から高濃度の毒が検出され、そこから寄生虫が発生し、海水を飲んだり、海水を蒸留した水を飲んだ人達が次々と寄生虫に襲われるので、背筋が凍りドキドキハラハラする場面が沢山あります。寄生虫が人間の体に入り、内側から食べられて、体内から出てくる時は大きくなって出てくるので恐怖で叫んでしまいました。人間が環境破壊をして水質を汚染したからこうなったと教えられているようで、身近で起こってもおかしくない状況だなと感じました。港町の住人が次々に感染し、絶叫しながらのたうち回って倒れていくのを観るのは怖いですが、寄生虫から命からがら逃げまどう人々にすごいなあと思う場面もあり、応援したくなる時もありました。パニックになった理由は、町のトップが海水に毒性があることを隠したせいなので、それを公表して改善策とか見出していればここまでひどくならなかったのになと思いました。人々が感染していく中で自分はどうするべきか色々と考えたりしました。この映画は、生存者の体験と録画したものを公表する感じのドキュメンタリー映画みたいな感じですが面白かったです。

パニックホラー映画が好きな人なら、ものすごく楽しめる映画です。現代の社会でもコロナウィルスの蔓延で人類は厳しい戦いを強いられていますが、この映画では寄生虫による人間への攻撃から、どのように守っていくかが描かれています。こういう今までに経験のない症例で死者が出たりすると最悪の事態が既に起きているとはなかなか人間は考えないで、経験として学んだ事柄になんとか当てはめようとします。この映画も初動で軽く考えた部分があってその間に被害者が増えていくのですが、この辺の責任者のやりとりなどを現在の世の中と比較してもひじょうに面白いですよ。相手の正体が寄生虫なので体内で成長した場合にどんな事になるのか、この辺を楽しんでもらいたいと思います。見どころは様々な出演者が、役どころとして記録映像を撮っているところです。それぞれの立場から海の中で何かが起きていると感じているので、映像を残しているのですが非常に種類が多いのでドキュメンタリーのようになっているのが非常に面白いです。寄生虫がテーマになっているのでグロテスク感が満載ですが、全くありえない設定ではないのでもしかするとこういうパニックが起きるかもしれないと思うと恐怖感があります。

米メリーランド州のチェサピーク湾に面したクラリッジ･･･海洋学者の調査で、この湾の海水に高濃度の毒性がある事が発覚する。しかし、市長は街への風評被害を恐れ、警告を無視してしまう。その後、湾に特然変異した謎の寄生虫が大量に発生し、街はパニックと化す！港町に突如降りかかった災厄は、政府も隠蔽したがるトンデモナイものだった！『ザ・ベイ』は、名作「レインマン」のアカデミー賞監督、バリー・レビンソンが、チェサピーク湾で実際に起こった海水の毒性問題を下敷きに環境破壊がもたらす惨状を生々しい映像で映し出し、現代人に警鐘を鳴らす。映像はドキュメンタリータッチで事件当時の様々な映像と当事者の解説で構成され、不法投棄の汚染水や湾のそばにあるニワトリの糞の山、サメに食い殺されたような死体など、数々のキーワードから真実が明らかになっていく。惨劇を招いた犯人は、汚染された水と食物連鎖で異変化したワラジムシのようなグロい寄生虫！この街は汽水域で浄水されているがその幼虫が飲み水に混じり、水を飲んだ人の腹から食い破ってくるシーンは、正にショッキング。映画『ザ・ベイ』は、環境破壊問題を議題にしたパンデミックの恐ろしさを味わえるパニックスリラーです！