NHKスペシャルの見逃し無料動画配信と再放送情報6/21列島誕生ジオジャパン「列島大分裂」｜Youtube/Dailymotion/Pandora/Miomio/9tsuよりオススメ

とにかくおもしろかったの一言です。もともとマントルに興味がありましたが今回は住んでいる地域が近いということでさらに興味津々でした。瀬戸内の誕生や、その謎のカギとなるプレートの存在など、地質学好きにはたまらない回でしたね。番組内のグラフィックも成功でしたし、一般人にも分かりやすかったです。瀬戸内海にある数ある島国が生まれたメカニズムとラフティングで有名な吉野川とのつながりを見て行ってみたいな、旅行したいと思いました。聖地巡礼じゃないですけど、それぐらいぐっと引き込まれた内容でした。ジオジャパンは毎回新たな仮説や情報をつたえてくれるのでいいですよね。九州が今の形にとどまった謎も番組の最後の方にありますけど……まさかの内容でしたね……ここでは話せませんけどとにかく見てほしい！見たら納得間違いなし！私は九州に住んでいるのでますます地元を愛でる気持ちになりましたね。あとジオパークといえば和久田アナのV振りですね！今回もなかなか攻めていてよかったです。和久田さんの歌声を聞ける日が来るなんて思ってもみなかったー！番組内のナレーションも和久田アナのずっしりとして耳に優しい声で内容がしっかりと理解しやすかったです。面白かった！

環太平洋火山帯の一部である火山列島の日本列島の成り立ちの歴史は、実にダイナミックです。ＧＥＯ１では、300万年前の巨大アルプスの形成と関東平野の成り立ちも衝撃的でしたが、今回は瀬戸内海や九州の成り立ちも興味深かったです、また、最新の技術を駆使したＶＲ画像も美しかったです。世界有数の美しい多島海の瀬戸内海が、1万５０００年前には陸地でナウマン象が闊歩していたとは想像が付きません。日本が列島を縦断する１０００㎞にも及ぶ中央構造線を境にユーラシアプレートとフィリピン海プレートのせめぎ合いの境にあるというのがビジュアル的にも、よくわかりました。しかも300万年前にフィリピン海プレートが左に向きを変えて中央構造線が1８ｋｍも陸地がずれて瀬戸内海の起伏が生まれ、そして20万年前に鳴門海峡にあった台地の崩落で海水が流れ込んで瀬戸内海が生まれたという説は、まさに転変地異のだいご味です。一方、九州が南北に分断されていたのが、重力計で地下２０００ｍに溝を発見したことから解明されたのも驚きです。しかも、分断された九州が地下からのマントルの上昇で絆創膏のように陸地を繋げているのがわかりました。それと共に地震国日本との関連も理解できます。地下マントルの動きが陸地にストレスを与えて地表の断層帯を動かして阪神淡路地震を動かしたのも判ります。又、マントルがフィリピン海プレートを歪めている大きな力だともわかりますので、ユーラシアプレートの下に沈みこんだフィリピン海プレートととのひずみが東南海地震の原因になりうると理解できます。いずれにしても、番組でも触れていましたが日本が美味しいビールを生む珪藻土に恵まれ、全国に広がる豊富な温泉の恩恵にも預かっている面も幸せな事です。

日本アルプスや関東平野の誕生の秘密に迫った前回に対して、今回は主に西日本が舞台で、中央構造線や九州の火山について特集されていました。驚くべきは九州に連なる巨大カルデラ火山の数々ですね。阿蘇山は巨大なカルデラであることはよく認識されていますが、霧島山＝加久藤カルデラ、桜島＝姶良カルデラ、開聞岳＝阿多カルデラ、薩摩硫黄島＝鬼界カルデラと、5つもの大きなカルデラが連なっている上、それぞれのカルデラ形成時の超巨大噴火による降下軽石や火砕流の噴出物が海や低地を埋め立てて、九州の大地を作り上げたという事実。ナウマンゾウがのし歩くような陸地だった瀬戸内海を海へと変えていった巨大活断層・中央構造線の活動もそうですが、これらの激しい地震・火山活動は、私たちに大きな災害をもたらす一方で、私たちが暮らしている日本列島の国土を作り上げてもいるんですよね。恵みと災いを同時にもたらす、これら大地の活動に日本人はどう向き合って、共存してゆくのか？　日本列島に住み続ける以上将来に渡ってずっと考えていかなければならない大きなテーマだと思います。同時に過去の人々がどのように考えて、火山や地震に向き合ってきたのか、歴史も学ばなければならないと思いました。

日本列島の地震の多さや、なぜその地域に地震が多発するのかが、とてもよく分かる内容になっています。 毎度ながらNHKのCGレベルはすばらしく、300万年前の世界がリアルによみがえり、そこに生息する動物が生き生きと描かれています。また地球の奥底のマントルやプレートの動きもリアルに観れるようになっており、マントル、プレートの動きがどのように地表に影響を与えるのかが一目瞭然に分かります。NHKですから現地取材も当然しっかりしていて、仮定がますます現実味をおびてきます。今回は四国、九州のお話になっています。とくに九州での地震の被害地域と今回CGで再現していた地域が合致していて、なぜ被害が大きくなったのかがよく理解できました。また瀬戸内海の島々の成り立ちもCGでリアルに再現しており、なぜあれほど複雑で小さな島々が乱立しているのか、なぜ海流がそこだけ激しくなっているのか、など映像とともに詳しい解説をしています。「だからそうなっているのか!!」の連続でした。現在の日本列島になるまで実にさまざまな地球の変動がありました。ずれたり、離れたり、くっついたり、陥没してはそれを埋める火山活動がおこったり、日本列島の現在の姿はまさに奇跡だと思いました。大人も子供も楽しめる内容だと思います。

日曜の夜にも、「ダーウィンが来た！」のナレーションに続いて、「ＮＨＫスペシャル」でも和久田麻由子アナウンサーの声と姿が見られて、嬉しいなと思いながら見ました。ゲストの指原莉乃さんも可愛くて好きですが、和久田麻由子アナウンサーの美貌は別格だなと思います。そして、肝心の内容は、とても興味深いもので、もともとは一つに繋がっていた日本が、今のように北海道、本州、四国、九州という列島の形になる様子をＣＧ映像などを使って見せてくれて、とても面白かったです。でも、番組の後半で九州が分裂を防いだのは、カルデラ噴火がつなぎとめる役割を果たしたということが紹介されていて、そこで出てきた“布田川断層”や“日奈久断層”という２つの断層の名前は、４年前の2016年に発生した熊本地震のときによく聞いていた名前で、やはりここで地震が起きるというのは必然だったのかもしれないと思いました。今も、震度４クラスの地震が頻発しているので、大きな断層が走っている日本は、やはり“地震大国”なんだなと改めて感じました。「チコちゃんに叱られる」をもじって面白い作りにしてある部分もあり、これからの子どもたちが大地のことに興味を持ってくれると、いつか地震も天気予報のように、正確に予測ができるようになれば良いなと思いました。

奇跡の大地日本はどのように生まれたのか、列島大分裂。今も動いている中央構造線にその上に住む大分県民、九州大分裂を防いだ絆創膏の話。沈んだ島、別府湾の瓜生島。隆起に分裂、あわや、九州大分裂、マントルを受けてのカルデラ火山爆発、火山爆発の多発、何回も何回もの爆発が九州を作り火山大国九州を作り上げ今の陸続きの九州が完成、壮絶な出来事です。九州の食べ物の美味しさ、温泉の数はこのカルデラ火山があったからということに興味もわきました。熊本地震、阪神淡路大震災もこの九州の構造線からも影響を受けていると話は地震大国日本の今を物語っていると思います。今後の地震を考えると怖いです。陸由来、海由来の中央構造線。一夜で沈んでしまう島、日本列島は凄いと面白います。そして、これからも怖いと面白います。九州は今も分裂している話は恐怖も感じました。九州は怖いとも思いました。しかし、悪い事ばかりではなく、美味しいビールの要因にもつながっていることにも驚きました。カルデラ火山に隆起に分裂の地盤などがもたらす自然の恵みが美味しいビールにつながっている話は興味がわきました番組最後のビールで乾杯はこの話の最後にふさわしいエンディングだと思います。地球の神秘に乾杯です。