神童(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

原作者のさそうあきらさんも出演していることに驚く。漫画も良かったけど映画もとても心地よい。

この頃の成海璃子はやっぱ最強！中学生とは思えない存在感。
松山ケン、貫地谷しほり、賀来賢人、甲本雅裕、西島秀俊、キムラ緑子、柄本明など豪華キャスト！見ていて安心する役者陣の演技が良かった。

松山ケンイチと成海璃子の微妙な関係性はもどかしくて甘酸っぱくてすごくいい。松ケンはどんな役やらせてもハマるなぁ。

映像美がすごい！成海璃子と松山ケンイチが作り出す雰囲気も、ストーリーのアップダウンは少ないものの目が離せない作品。観終わった後もその世界に残される素敵な作品。

成海璃子演じるウタと松山ケンイチ演じるワオが、同じピアニストでも真逆と言って良いほど相対しており、それが絶妙に良い雰囲気を醸し出しています。思いも才能も違う二人が、ピアノという楽器によって引き合う。また、それぞれに選ばれた楽曲のチョイスがとてもあっていると感じました。そのおかげかピアノを弾く姿を見ていると、見ていて飽きることなく、よりウタとワオのことが良く知れたような、そんな気がするのです。最後まで見ると、個人的にはとても切ないのですが、それでいて「音楽の境地」とでもいうべく場所に辿り着いたウタに、思わず息を飲んでしまいます。神童というのはこういう、人の境地を超越したものなのかもしれない。そうであるとしたら、やはりすごいなと素直に感じました。また、難しいであろうこの役を演じた二人。特に松山ケンイチは、毎回その人であるかのような自然さを感じてしまいます。演技力としては年齢を超えて何か卓越したものを感じます。自然に音楽好き、ピアノ好きであれば、かける情熱とは違って、挫折することは多いように感じます。しかし神童のような一線を画した音楽の境地を一度は見ておいたほうが良い。そんな面白い作品だと感じています。

この映画はメディアへの露出も多く、クラシック音楽が好きな人でしたら一度は作品名を耳にしたり、演奏している動画を見つけることができる、プロのピアニストが出演している意外性のある映画だと思います。役者も実際にピアノ経験者だったということで本作品でも短時間の曲などを演奏しているのでとてもリアリティがあり本格的な作品になっています。私は松山ケンイチが出演している作品が好きで前年に『デスノート』を視聴していたので次なる作品でしたのでとても楽しみにしていました。松山ケンイチのおとなしい雰囲気がとてもマッチしていてとても感動を得る作品です。映画などは内容が気になって見る作品もありますが、私はどちらかというと、出演者できめるぶぶんがあります。なので今回の作品は松山ケンイチに惹かれこの作品を見ることにし、見たことにより、相方の成海璃子にハマってしまいました。一番の見どころとしては、先ほども言ったように、別の人に演奏をつなぎ合わせるのではなく、習ったことのあるピアノを猛特訓し、本人が演奏したシーンは役者のすばらしさを感じさせられる部分となっています。ストーリーとしては辛口評価をしてしまいますが、キャストの起用に関しては完璧な作品だとおもいます。

音楽にすこし疎い自分が見ても十分に楽しめる作品でした。音大を目指す落ちこぼれ学生と生まれつき楽譜が読めピアノも引けたという天才少女がピアノを通して共感していく青春ストーリーなんですが、この撮影当時なんと中学生だった成海璃子の透明感ある演技に吸い込まそうになります。あっと驚くような話の展開はなく坦々と進んでいく感じなんですが、そこがどこか心地よく気づけばかなりのめり込んで見ていました。ピアノを全く弾けない自分ですがここまで気持ちよさそうに演奏している姿を見るとなんだか憧れちゃいます。その肝心な演奏シーンはとても完成度が高く元々弾けたのか、映画の為に練習したのかは不明ですがとても素晴らしかったです。音大浪人生のワオ(松山ケンイチ)とヒロインのうた（成海璃子）が出会うことで音楽の楽しさや喜びを感じていく姿を見て、言葉はなくても音楽やダンスなど共通の何かがあれば人は通じあえるんだと感じました。てっきり2人の恋愛ものかたと思いきや、男女の関係を超えて2人は求めあいそしてお互い立場や年齢は違いながらも前向きに成長していく姿を見て自分も若い時にこういう出会いをしていたら人生が変わっていたのかなんて妄想をしてしまいます。

これは、映画を見るというよりも、一人の天才女優を目撃するための作品。成海璃子。この娘はこんなにも輝きを放っていた存在だったのか。この時代に彼女の持っている輝きのすべてを吐き出してしまったのか。どうしてこれほどの娘が、今はあまり見かけないんだろう。それが残念に思えてしまうほど、この映画において彼女の存在は輝いている。この時代にしか持ち得ない、はかなさ、無鉄砲さ、透明感、すべてを詰め込んだような美しさ。“息をのむほど”という表現がとても似合う。「大丈夫だよ、私は音楽だから」という彼女のセリフ。ともすると、狙いすぎ感や嘘っぽさが見えてしまう難しいセリフだと思うが、この頃の彼女が語るなら、それがすべて正義になる。無敵の存在。作中の少女は、ピアニストとしての才能に恵まれながらも、自分の圧倒的な才能と運命に人知れず葛藤する。孤独である。世界の中で彼女だけが取り残されている。そんな孤独から救い出す存在は、決して彼女と同列の才能を持つ存在ではなかった。むしろ音楽の才能にそれほど恵まれず、恵まれないことに葛藤する青年。状況は対照的でありながらも、悩みの中にあり、ともに音楽とともに生きている二人。そこに恋愛感情は一切なく、根源的な魂を共有する同志としての関係性。そんなはかなく純粋な関係は、彼女の世界を少しづつ変えてくれる。お互いがお互いの魂に呼応しながら、美しいラストシーンへと昇華していく。その美しい青春を追いかけているうちに、観客はなんとも名付けづらい感情に浸ることができ、悲しみとも喜びとも違った不思議な涙を流すことだろう。