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最後まで結末が読めません。伏線はかなりあって全てが繋がったとき、衝撃を受けました。

良い俳優陣を揃えたなっていうのが1番印象的。それにしてもニコール・キッドマンは本当に綺麗ですね。

冒頭から凄く引き込まれ、自分がサスペンス好きなんだなって実感できるほど上手に伏線を回収しており、とても面白かったです。

捜査の行方がメインではありますが、その間の人間模様がしっかりと描かれていて、一人ひとりの人生の話しにも深く感銘を受けました。

米国の9.11テロの後に、主役の男性刑事（キウェテル・イジョフォー）の同僚の娘の十代の少女が殺害されますが、関係のありそうな男性が捜査線上に浮上します。そしてかなり犯人との見込みが濃厚になってきたところで、その男性がテロ対策班の情報提供者と解ったために、逮捕することができないというところが、実際にありそうなところでした。テロのような国家的な大事件と比べると、普通の殺人事件やその被害者、被害者家族の事など、取るに足りないことという感覚は、テロ直後には強かったのでしょう。ジュリア・ロバーツが娘を殺害されて憔悴した母親役を演じていて、それと対比して、有能な検事役のニコール・キッドマンが配役されていましたが、どちらも年齢が同じなのに、メイクアップ次第でこれほど違いが出るのかと、意外に感じました。また、映画の中のパソコンがCRTモニタから液晶モニタに代わっているなど、10年間の変化も様々な形で表現されていました。米国民は、9.11テロで大きなショックを受けたとのことですが、その影響が市井の様々な人に出たのでしょう。そのようなことが、後になってしっかり映画の素材として扱われることに、米国映画の懐の深さを感じました。最近はアメコミを元にした軽い映画がたくさん作られている米国ですが、その一方、地味でもいい映画をしっかり作り続けているのは、それだけ米国映画界の底力がしっかりしているという事でしょう。

捜査官ジェスの娘キャロリンを殺したのは誰かということがストーリーの軸になっており、容疑者が浮かび上がるシーンや過去のシーンを経て犯人と思われる人物が明らかになっていくのがおもしろかったです。そして犯人にたどり着いたジェスの行動には衝撃を受けました。見どころはラストのジェスにあります。熱心な犯人探しは愛娘への思いもあってのことだと考えましたが、ラストは捜査官らしからぬ行動に出る場面が印象的でした。この行動は彼女が怒り狂ったあまり取ってしまったのだろうと思います。娘を亡くしてから人生が変わってしまうジェスですが、精神的にも狂ってしまったようでした。ジェスを見ていると殺人で大切な人を亡くすことは悲しみだけではなく、同時に憎しみも生み出すのだということがよく伝わってきます。彼女の最後の行動は犯人への報復だと受け取れましたが、悲しさのあまり泣けてきました。私はただ悲しみましたが、観る人によっては感じ方は変わると考えました。私はまだ母親の立場にないですが、母親の人が観たら悲しみだけで終わらず、ジェスに共感できるのかもしれません。明るい作風ではないものの、ストーリー展開は楽しく見応えのあるサスペンス映画でした。

第82回アカデミー外国語映画賞を受賞した映画アルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」をジュリア・ロバーツ＆ニコール・キッドマンという超豪華な俳優陣でリメイクした作品と言うことでともて話題になったこちらの映画。この原作となっている瞳の奥の秘密は日本ではそれほど話題になりませんでしたが、世界的な大ヒット作品となっておりハリウッド版を出してほしいという声が多数上がっていたようです。シークレット・アイズでは原作とは少し異なった内容となっていましたが、原作のようなハラハラドキドキ感とハリウッドらしい演出が融合したとても見やすい作品となっていました。FBI捜査官レイがある殺人現場の担当を任されことから始まるのですが、殺された被害者はなんと仕事のパートナーであり親友でもあるジェスの娘でショックを受けながらも犯人を捜査するレイとクレアはやがて犯人を特定するのですが、FBI内部の事情によりその事件をうやむやにされてしまいます。しかしそれから13年後のある事件をきっかけにその事件が急展開を迎えまさかの新事実が次々と浮き彫りになって行きます。そこから犯人逮捕に向けて以上な執着心を見せるレイの姿がとても印象的に感じました。

ニコールキッドマンとジュリアロバーツがすきでこの二人が出ているということで見ました！！二人とも演技がうまくて見入ってしまいました！！ジュリアロバーツがやせ細って、憔悴していく演技がすごかったです、、キャストも豪華で見ごたえがありました。話の内容は少し重くて難しい感じがしました。展開もスローでこんがらがってしまいそうでしたが、なんとかついて行けた感じです。サスペンスが好きな方は面白いかもしれません！レイプや、殺人などで暗い感じではありましたが、最後はスカッとします。とにかくこの映画の見どころは、ストーリーというより、女優さんたちの演技力でしたね！！！リアルで真に迫っていて、迫力あり、インパクトありで思わず感情移入してしまいました！！ラストの母親のセリフには考えさせられました。自分ならどうするだろう、、など考えました。なかなか重い感じの映画でしたが、まぁ見て損はしないと思います。ラストの結末が自分が思っていたのとは違って衝撃もありましたが、記憶には残る映画でした。とにかくニコールキッドマンとジュリアロバーツが好きな方はみたほうがいいです！！！これを見て彼女たちの印象ががらりとかわりました。

急に娘を殺されてしまった警察官の母親と周りの人間たちの悲しみや苦しみを描いているスリラーサスペンス作品です。キャストとしては、ダブル主演とも言えるニコールキッドマンとジュリアロバーツの華やかさが、暗いテーマの作品に華を添えています。また、もうひとりの男性の刑事の方は初めて見たのですが、とても演技力のある俳優さんだと思いました。とくに最初に殺害された娘を見つけた時の動揺する演技が素晴らしく、そのシーンにより一瞬でこの作品に引き込まれてしまいました。また、犯人の逃走シーンでは野球場でスピード感ある走りでかなりハラハラしました。舞台はちょうど、9.11の直後でテロ対策の捜査と殺人事件の捜査が交差します。犠牲者がひとりの事件と、国民の命を脅やかす事件を天秤にかけるようなシーンがありますが、それに関しては自分でも考えさせられました。どうしても人数が多い方が優遇されがちですが、たった一人の犠牲者しかない事件でも、それぞれにドラマがあるので、何事も一口には言えないものだと思いました。少しシリアスですが、スリラー系が苦手な方でも、ストーリーがしっかりしていてヒューマンドラマ感があるので、幅ひろい方におすすめです。