町田くんの世界(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

愛すべき主人公。これまでのラブコメとは違ったもどかしさが新鮮だった。主演の二人の初々しい演技も良かった。これから色々な作品で活躍する俳優さんになってほしいな。

ファンタジー系なのかコメディなのか、どのジャンルにも分類されない面白い映画でした。主人公の町田くんが純粋で不器用で、憎めない可愛いキャラだと思いました。まるで子供のようで、このまま大人になってしまったらどうなるんだろうと心配にもなりましたが、きっと町田くんは町田くんらしく成長してくれるのだろうと自分の中でまとまりました。コントを見ているのではないかと勘違いしてしまうほど笑えるシーンもあったりして、総合的にはとても良い作品でした。キャストもとても豪華で、特に池松壮亮さんの新しい演技も拝見できたので、それだけでも満足できます。原作も読んだことがあるのですが、若干違うところや完全にカットされてしまっている部分もありました。もう少し原作に忠実に映画化していたら、また違った作品になっていたのかもしれません。これはこれで面白かったので、原作との違いを見比べながら鑑賞するというのも楽しみ方の一つではないでしょうか。大人になると忘れてしまっている気持ちを思い出させてくれる作品でした。終わった後は、純粋な気持ちで誰かのことを本気で愛したいと思えました。この作品を通じて、色々なことを教えてもらったような気がします。

兄弟がたくさんいる1番上の子は、すべてを諦めて受け入れて彼のような感じになる気はします。小さな弟妹のお世話を母親はしないといけないのだから自分はわがままを言ってはいけない、むしろ自分がお世話する側にならなければというわけです。真っすぐすぎるやさしさに悲しみも見えた気がします。取り合えず、その善意が周りの人たちにプラスに働いたから良いのではないでしょうか。彼だって無理してそうしているわけではなく、ゆっくりと何年もかけて自然にその性格が形成されていっているのです。でも今までの価値観をぶち破るのが恋というもの、それで一気に悪人となることはありません。その恋が成就するかどうかはともかく肥やしとして彼を成長させてくれるでしょう。演じるのはまだ新人の俳優さんたち、だからこその初々しさ・みずみずしさがそのまま町田くんの世界観とマッチしていて良かったです。周りはちゃんとした俳優陣が固めてくれているからこその安心感だってあります。嫌なニュースばかり流れる今ですが、そういったところには出てこないものの町田くんのような人もきっとたくさんいると信じています。ホッコリと楽しめ心が温かくなりました。こういう映画もたまにはいいです。

原作は同名の大人気コミック「町田くんの世界」。自分のことをごく平凡な普通の男子高校生だと思っている町田くん。しかし、彼は誰に対しても分け隔てなく優しく、人を純粋に愛することに天才的。困っている人を見かけるとほおっておけない町田君は、ある女子高生と出会います。その少女は心に闇を抱えた人嫌いな女子高生。町田君と一緒に過ごすことによって、変わっていく女子高生と、町田くんの家族やクラスメイト、さまざまな人が織りなす心が温まるラブ？ストーリーです。主演の二人は新人を大抜擢！純粋無垢な初々しさが町田くんの世界観にマッチして、温かい気持ちになれますし、癒やされます。主演の2人は新人でも、周りを固める俳優陣は豪華絢爛！岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子と主役級です！最初はメガネをかけて顔も普通の町田くんでしたが、見進めるうちに、町田くんの広い愛に包まれたような感じになり、町田くんにハマってしまいます。クスッと笑えたり、ウルウルしたり、ラストはファンタジー要素も加わり、町田くんの世界に夢中になってしまいます！映画で町田くんのからの世界を垣間見ることにより、映画を見終わったら誰かに優しくしたくなることでしょう！

ちょうど一年前くらいの映画で時間が経つのって早いなあと改めて感じます。この映画は新人キャストが主演陣を固めており、脇役に有名な実力キャストが集められているという少し変わったキャスト構成になっています。高畑充希なんて今じゃドラマとかで主役張りまくっているくらいなのに、思い切ったことするなあと当時思いました。その中々見ないキャストの集め方で面白いなと思ったのがこの作品を見ようと思ったきっかけの一つです。作品のテーマもかなり変わっていて、冴えない主人公の愛に対する接し方に焦点を当てていて、これもまた他に類を見ないタイプだなと思いました。学園系でさえない主人公っていうのなら結構ありきたりですけど、そこから先に当てている焦点がこの映画独特のものなんだなと深く印象に残りました。心理描写が特に秀逸で、思春期の子供たちが思っていそうなことを明確に描き出していてリアルだなと思いました。結構ここら辺の描写が雑な作品が多いので、こういうところをきっちりと描き出しているのは大変好印象です。クライマックス付近に向けて盛り上がるような展開も最高で、普通に話としても面白いです。主題歌を平井堅が務めているのもすごくよかったと思います。

主人公の町田くんこと町田一は、特に際立った才能もなく、勉強もスポーツも苦手なのに人を惹きつけてしまう、不思議な魅力を持った男子高校生です。そんな町田くんは「人が大好き」なのですが、正反対の「人が大嫌い」だという少女と出会い、関係を築き、恋に落ちてゆく物語です。とにかく主人公である町田くんのキャラクターが際立っていますね。単に優しい良い人というだけでなく、自分が疑問に感じたことを馬鹿正直に追求してゆくタイプです。そして、そんな町田くんに関わり合った周囲の人々は、振り回されつつも、不思議と彼の魅力に惹かれて、心が癒されてよくのです。「癒し系」とはまさにこういう人物を指すのではないでしょうか？　現代社会では多くの人々が人間関係などに悩まされ、大なり小なりストレスを抱えているものですが、だからこそ町田くんのようなキャラクターが現れると、燦然と輝きを放つのでしょうね。基本は高校生の青春物語ですが、そこに多くのコミカルな笑いと少しのシュールな笑いが混ぜ込まれ、さらに町田くんが持つ圧倒的な癒しの力が作品全体を包み込んでいる、そんな映画です。主人公とヒロインの2人もさることながら、周囲の脇役を演じている役者さんたちも上手くキャラクターを立たせる演技を見せてくれていて、非常に完成度が高いなと思いました。

細田佳央太さんが、とてもいい演技力で素晴らしかったと思いました。とても素直で困った人がいるとどんな人でも助けてあげられる人だから、他の人はみんな町田君を素敵だと思うのだろうと思いました。ただ純粋だった町田君が、何も悪いことをしていなくても人を傷つけることがあるのだと知り、恋することを知って成長していく町田君の姿が、ほんとに良かったです。関水渚さんが、町田君に翻弄される姿を熱演していて、とても良かったと思いました。すごく可愛かったです。岩田剛典さんが、とてもカッコ良かったです。池松壮亮さんが、さすがの演技力で素晴らしかったと思いました。コメディアンとしての顔を見せていて、とても良かったです。大賀さんの演技力がすごくて、圧巻だと思いました。前田敦子さんが、とてもいい味を出していて存在感があったと思いました。ぶっ飛んだ感じがすごかったです。低すぎる声のトーンが良かったと思いました。松嶋菜々子さんが、安定した演技力でとても良かったと思いました。主役、脇役、チョイ役全てのキャラクターがしっかり描かれていて、みんなが愛おしくなりました。悪い人がいなくて、とても優しい温かい気持ちになれる映画だと思いました。

すごく平和で心が洗われる映画です。余計なことは考えずに純粋にこの映画の世界観を楽しめました。ファンタジーのような不思議な世界観に惹きつけられました。てっきり小説が原作かと思っていたら少女漫画が原作と聞いて意外で驚きました。主人公の町田くんを演じた細田佳央太さんはこの映画をオーディションで勝ち取り初主演だったそうですが、彼のフレッシュさと町田くんの純粋さが上手くマッチしていて監督がわざわざ新人俳優を選んだことに納得でした。初主演の細田佳央太さんを支えるように配役された前田敦子さん、高畑充希さん、池松壮亮さん、大賀さんの４人がさすがでみなさんそれぞれとてもいい演技をしていました。町田くんの真っ直ぐさに胸を打たれるシーンや、町田くんの動きがコミカルでクスッと笑えるシーンもありとても楽しい映画でした。町田くんのお父さんが町田くんにお母さんとの馴れ初めを語るシーンでお母さんのことを「わからないから夢中になった」と話しているのが深くて好きな言葉でした。わからないから夢中になったなんて言われてみたいです。全然登場しなかったお父さんの株がここで急に上がりました。とにかくハッピーな映画を観て幸せな気持ちになりたいという人にオススメの映画です。