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ひのきお(映画)の内容

映画『HINOKIO』は、2005年7月に公開されました。

映像技術「SFX」「VFX」「CG」などで実績のある秋山貴彦さんの原案・監督・脚本によって手掛けられました。

また、秋山貴彦さんにとって初の長編監督作品でありながら、持ち前の映像技術が称賛され、日本映画テレビ技術協会で、映像技術賞と経済産業大臣賞を受賞しました。

本作の物語は、母の死をきっかけに引きこもった少年が、遠隔操作できるロボットを操って登校するようになり、ロボットを通じて友情や淡い恋を経験する姿が描かれており、主演に本郷奏多さんと多部未華子さん。ほかに、中村雅俊さん、加藤諒さん、堀北真希さん、牧瀬里穂さんなどが出演しております。

あらすじ

小学6年生のサトル（本郷奏多）は、少し前に交通事故に遭い、それが原因で母親を亡くしてしまい、ショックからリハビリを拒否して、車いすで自室に引きこもる生活を送っておりました。

そんなサトルを心配した技術者の父・薫（中村雅俊）が、遠隔操作で自由自在に動くロボットを開発して、サトルに与えました。

サトルは、そのロボットを使って1年ぶりに学校に通い始めます。このロボットの材料の一部にヒノキが使われていることからクラスメイトに“ヒノキオ”という命名をされました。

ふとしたことがきっかけでガキ大将のジュン（多部未華子）らと仲良くなったヒノキオ（サトル）は、友情というものを知って徐々に心を開いていくのですが…。

見どころ

ヒノキオ

本作のキーマンとなっているのが、ロボットの『ヒノキオ』。これが凄く良い出来栄えでした。マッキントッシュのパソコンを彷彿させるシンプルかつ機能的なデザインに細かい部分まで表現されておりとても素晴らしかったです。

そして、役者との合成画面もあまりにも自然すぎてＣＧだと最初はわからなかったほど見事でした。

子役が凄い

現在では、多方面で活躍する本郷奏多さんと多部未華子さんの見事な好演に注目です。

主人公・サトルを演じた本郷奏多さんは、本作で映画初主演を飾りました。『引きこもり少年』という難しい役でしたが、まったく違和感を感じさせず、演技力もそうですが存在感そのものが抜群でした。

そして、ガキ大将のジュンを演じた多部未華子さんは、ネタバレになるので伏せますが、昔からアニメや漫画作品などでよくある定番の設定を演じております。しかし、これを実写で表現することは非常に難しいですが、しっかりと演じきり、役にピッタリとハマっておりました。

現在、大活躍中の二人の若かりし頃の演技に注目です！

スタッフ

監督：秋山貴彦
原案：秋山貴彦
脚本：秋山貴彦 / 米村正二 / 末谷真澄
プロデューサー：牛山拓二（ムービーアイ） / 上原英和 / 隠田雅浩
音楽：千住明
主題歌：YUI『Tomorrow’s way』

キャスト

岩本サトル：本郷奏多
交通事故が原因で、車いすが必要な身体になったのと同時に、母親を亡くしたことでショックを受けて不登校になる。

工藤ジュン：多部未華子
サトルが転入してきたクラスのボーイッシュな性格の女子生徒。

岩本薫：中村雅俊
サトルの父でヒノキオの開発者。交通事故を境に親子の間に溝が深まっている。

細野丈一：村上雄太
平井健太：加藤諒
高坂スミレ：小林涼子
サトルとジュンと同じクラスメイト。

昭島江里子：堀北真希
サトルたちの隣のクラスの女子生徒。ジュンと幼馴染で男子生徒から人気がある。

風吹夏子：原沙知絵
サトルとジュンのクラス担任。

坂上ユウキ：牧瀬里穂
薫の助手。

岩本サユリ：原田美枝子
サトルの母親。交通事故で命を落とす。

エリ(声)：林原めぐみ
ネットゲームに出てくるキャラクター。

ひのきお(映画)の感想

まとめ