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なかなかに気持ちの悪い描写が多く、この時代の美術さんの力の入れようは凄まじいものだなと感じました。

個性豊かなグレムリンたちの、はちゃめちゃカーニバルが面白く、そしてギズモはやっぱり可愛かったです。

とっ散らかってるし、尖りすぎているが、唯一無二の作品でめちゃくちゃ面白いです。最初から最後まで楽しめました。

グレムリンたちだけでなく、登場人物全員がそれぞれの役割を果たしているだけでなく、ほとんどが良い人ばかりなのが良かった。

まさかのビリーとギズモの再会に感動からスタートします。前作とちがってギズモから増えたグレムリンたちは、人間の開発した薬を飲んで翼の生えたグレムリンや、攻撃力をますものも出てきてしまいました。驚いたのは人間と同じように知識を得て会話をしたり映画を楽しんだりします。女装なのかほんとにメスなのかちょっとわかりませんが、お化粧をしてｽｶｰﾄをはいたグレムリンもでてきて、前作の恐怖というよりはぐれむりな生体に観点をあてていて楽しめる作品に感じました。ただエレベーターが落下するシーンは恐怖をすごく感じました。知能が高くなったグレムリンを退治するためにもビリーたちも頭をフル回転させて、太陽の光をあびせる作戦をおもいつくのはすごかったです。窓に夜と思わせるサイクをしたりするシーンは緊張感があってハラハラしました。ギズモがおうち帰ろうと話すシーンはすごく可愛くて癒されました。わたしが傍にいたら間違いなくギズモをぎゅーってだきしめてあげたいなとおもいました。マリリンモンロー風のグレムリンが、見た目ちょっと気持ち悪いですが、なんだか憎めず可愛いとさえ感じてしまいます。スーツみたいのをきているハードボイルド風のグレムリンも怖い存在だけど笑えてしまいました。

スピルバーグ監督作品「グレムリン」の続編ですが、この「グレムリン２」から観ても面白いです。ホラーに分類されていますが、この「グレムリン２」は、少しコメディ風味なので、ホラーが苦手な人にもオススメしたいです。ホラー入門にいいかもしれません。モグワイという一匹の謎の生物を巡る物語です。このモグワイはとても可愛いくて、ペットにしたいと思うくらいなのですが、飼う際の「ある約束」を破ってしまうと、とんでもない化物が誕生してしまいます。その約束を守れなかったために生まれてしまった化物にが暴れ回り、次々と襲われていく人間達。パニック映画ではありますが、グロさはほとんど無く、むしろコメディの雰囲気が目立つ部分もあります。何より、モグワイが可愛い！仕草や鳴き声がとても愛らしくてファンになってしまいます。かと思うと、パニック映画としてハラハラする部分もちゃんとあるので、とても面白いです。舞台はニューヨークの先進的なビルの中。最先端の技術が詰め込まれたビルという設定で、その中で化物達が暴れ回ります。メッセージ性もしっかりあるので、ストーリーもとても面白く、今もたくさんのファンから愛されている映画だと思います。

「グレムリン２／新・種・誕・生」は、サービス精神満載のパペットたちのコメディーでした。不動産王の所有するクランプ・センタービルで働くビリーとケイトは、裕福ではありません。苦労しながら成功を夢見て励まし合いながら暮らしているところは、相変わらずで好感が持てます。そんなビリーが、遺伝子研究の実験材料にされるところだったギズモを助け出します。ギズモは、水に濡れると増殖するし、真夜中を過ぎて食事をすると進化して怪物グレムリンになってしまいます。ケイトは、故郷のクリスマスの夜に起こった惨劇を思い出して、不安な表情をしていました。そしてお約束のように、クランプ・センタービルの中で、グレムリンの暴走が始まります。悪ふざけの限りを尽くすような展開で、おかしかったりあきれたり、ちょっとどきどきしたりしました。鉢巻をまいたランボーのまねをするギズモが出てきたり、コウモリ型のグレムリンが破った窓がバットマンのマークになったりと、いろいろな映画のパロディー的なシーンが突然出てくるので、見飽きることがありませんでした。個人的には、遺伝子研究所の病原菌を愛する所長をドラキュラで有名な怪奇映画の大スター、クリストファー・リーが演じていたのが嬉しかったです。バリエーション豊かな、ものすごい数のグレムリンが登場して、パペットの楽しさとストップモーションの面白さを存分に見せてくれました。楽しい映画でした。

とにかくキズモが可愛いです。前作より顔の表情や体の動きもバージョンアップしています。ダンスもします（それが本当にかわいい！）。もちろんグレムリン達もバージョンアップして大暴れします。ストーリーは分かりやすく子供でも楽しめます。主人公ビリーとその恋人が小さな田舎町からニューヨークに出てきてキズモと再会しますが、ビリー達の不注意でルール（キズモに水をかけてはいけない、夜12時以降食べ物を与えてはいけない）を破ってしまい、グレムリンが大量発生しニューヨークの街を大混乱させます。ビリー達とキズモでグレムリン達と闘う内容です。ランボーのパロディやクランプタワー（トランプのパロディ？）などもあり、前作よりコメディー色が強いです。ただ、グレムリン達が大暴れするシーンが長いかなと個人的には思いました。でも善悪がはっきりしているので観終わった後はスッキリします。全盛期のフィービーケーツもキラキラしています！映画館の大画面で見る冒頭のニューヨークの上空からの景色は圧巻です。冒頭のシーン観てニューヨークに行きたくなったのを覚えています。ニューヨーク好きの方やキズモの可愛さを堪能したい方は前作よりこちらの方がオススメです。私も久々に観たくなりました（笑）。

地元の小さな銀行で働いていたはずの主人公ビリー・ペルツァーが、ニューヨークでプロジェクトデザイナーとして精力的に活躍している姿には驚かされるでしょう。雇い主は幾つもの高層ビルのオーナーでもあり不動産王でもあるダニエル・クランプ氏ですが、誰がモデルになっているのかは言うまでもありませんよね。骨董品店に引き取られて表面的には大人しくなったギズモも、このまま飼い慣らされたままでいるはずがありません。ビリーとギズモの大都会での偶然の再会には、喜びよりも前作を越える波乱の予感を感じてしまいました。翼が巨大化して悪魔のような面構えになったグレムリン、全身に電流が流れて危険極まりないグレムリン、身体中の細胞が野菜になってしまったグレムリン。研究所のバイオ技術によって凶悪化かつ多様化した新種のグレムリンたちに、如何にして立ち向かっていくのかが見どころになっています。遂にはニューヨーク市民を脅かすほどの勢力となったグレムリンですが、第1弾をご覧になった方は3つの約束ごとと彼らの弱点を思い出してみてください。新進気鋭のデザイナーとしてのビリーの才能と、クランプ氏の無尽蔵な財力をコラボしたグレムリン殲滅計画が痛快です。

新種誕生の題名通り新しいグレムリンを、存分に楽しんでもらいたい映画です。新種はものすごく能力が上がっていて困らせる生物になっている事が多いですが、グレムリンもとにかくバラエティ豊かなタイプに分かれて登場してきます。いろんな薬を飲んでしまったせいで、能力や外見が変化してとんでもない騒動が起きてしまいます。人類が攻撃される映画は緊迫感が漂いますが、グレムリンに関しては何故か笑いが起きてしまいます。彼らがどんなふうに暴れて人間を困らせていくのかが、この映画の見どころになっています。とにかく何かのパロディのような新種になっているのもいるので、彼らがどんないたずらや芸をするのかが面白くて引き込まれてしまいました。このグレムリンの暴動をどうやって抑えるのかが意外と古典的な方法なんですが、なんか映画に合っているような気がします。子供のいたずらみたいな感じなんだから、シンプルな騙しでやった方がいいのかなと思いました。ただうまくいかないので違う方法になるのですが、退治の仕方としてはありだと思いました。騒動が解決した後もまだ生きているグレムリンもいるのですが、なんかこれは生きていた方がいいなと思えるキャラクターです。

大抵の場合は1作目を観た後にこちらをご覧になられることかと思いますが、もちろんその鑑賞順を推奨します。でないと割とわからないことがありますからね。チャイナタウンのおじいちゃんのこととか…。この作品、監督が「好き放題やっていい」という条件のもと制作したらしいだけあって、一作目よりもかなりハチャメチャな内容になっております。前作にあったホラーテイストは薄れて、コメディ感が強い感じ。なのでこちらの方が小さい子なんかは楽しみやすいかも知れません。特筆すべきポイントは前作よりもグレムリンそれぞれの個性が強調されている点（それは劇中で彼らが『ある物』を飲んでしまうせいなのですが…）。今作ではなんと人間並みの知能を手に入れて人語を話すグレムリンまで出てきてしまいます！個人的には、出っ歯で「オホッオホッ」とオッサン臭い声で笑う奴が好きですね。本当に個性豊かな面々なので、是非ともお気に入りのグレムリンを見つけてみてください。そして彼らの動きも、前作同様CGもない時代なのにまるで生きているようにとっても自然！（たま～に彼らを動かす棒のような物が見えますが、ご愛嬌ということで…）コマ撮りなども駆使して撮影しているのでしょうが、その労力を考えると気が遠くなりそう…撮影陣に拍手を贈りたいです。