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主人公がいるのに主演俳優がいないという不思議な作品。面白い設定で、ファンタジーだけどリアルな大人の恋愛模様が描かれていて良かったです。

ラストの描き方がとても良かったですし、エンドクレジットまで良かったので、最後までしっかり見て欲しいです。

オシャレな感動ロマンスもの。ですが、切なくも色々と考えさせられる映画で暖かくなりました。

トッケビの死神さんに、梨泰院クラスのパク・セロイなど韓国イケメン俳優のオンパレードで目の保養でした。ヒロインのハン・ヒョジュも健気で魅力的。肩肘張らずリラックスして堪能できる良作です。

この作品は、人間の外見至上主義という概念をよく現していると思います。いくら人間は見た目ではないと口では言っていても、みんな無意識に美人やイケメンを優遇してしまうところにリアリティがあります。目覚めるたびに姿が変わることに悩まされるウジン自身でさえ、よりイケメンの日を狙ってイスに声をかけるとか、とにかく見た目を意識してしまっています。イスを好きになったきっかけも、彼女が美人だったからだし、イスもウジンがイケメンだったから誘いを受けた感じは否めません。でも、そこからいかにして深い人間愛に辿り着くかが、最大のポイントだと思いました。自分の不遇を一番信用できないのはウジン自身ですが、やはり、それ以上に彼の事情を受け入れるサンベクやイスの覚悟は相当過酷なものだったと思います。自分がどう感じるかより、周りからどう思われるかを気にしている間は、本心からウジンを受け入れられていない証拠だし、その厚い壁にふたりが苦悩する姿は、胸が苦しくなるくらいリアルです。とはいえ、シリアスな中でも、イケメンの姿を保とうと徹夜を頑張るウジンや、彼と一緒にいる時間を心から愛しく思っているイスの姿を見ていると、やっぱり恋っていいなと改めて感じさせられます。

好きになる人は、外見よりも中身？それとも、外見？中身が大事、という人を試すような映画です。目が覚める度、昨日と全くの別人の外見になってしまったら？背の高さ、年齢から性別、そして外国人にもなってしまったら？そして、そんな人を好きになってしまったら？「とにかく観て！」、と強引に勧められて、どっぷり感情移入しました。毎日、外見が変わる家具職人の主人公キム・ウジン、恋に落ちちゃいます。美しさオーラ全開の家具屋の店員、ホン・イス(ハン・ソジュ)。眩しい！ウジンが好きになったのは、外見が理由ではありません。日々、想いは募るばかりのウジンは、良し！と思った外見になるまで待って、声を掛けます。時間がないので、直ぐに食事に誘っちゃって、寝ません。あれこれ考えて、そんな強引な手段に出ます。そんなアホな！と思いましたが、2人楽しい時間を過ごします。が、やっぱり強引でした。ここから最初に感じた切なさとは違う、どうしようもない切なさが押し寄せてきます。出会う前は、ウジンの孤独な生活に切なさを感じていましたが、イスと出会ってから、好きになった彼女をも孤独と切なさに巻き込んでいく展開は、胸が痛いです。ラストまで目が離せません。ウジン役、凄い数の俳優陣です。あの梨泰院クラスのパク・ソジュンも登場します。どんぐり頭じゃないです。ウジンの親友サンベクと、イスの姉が、ひとときの笑いをくれて有り難い存在です。梨泰院クラスで、パク・ソジュンを好きになった方、ちょっと変わったラブストーリーが観たい方、そしてラブストーリーが苦手な方にもオススメしたい映画です。

パク・ソジュン目当てで視聴。それなのに、ハン・ヒョジュの魅力にはまった映画だった。ある時から寝て起きたら別の人間に代わるというキム・ウジンという男性のストーリー。かなり突拍子もない設定でどうなるのか想像もできず、なんとなく違和感があった。しかし、最後まで見終わると不思議な爽快感があり、このストーリーが受け入れられる。実際に毎日別人になる人がいても、そういう人だと受け入れられそうな気さえした。ハン・ヒョジュ演じるホン・イスの心の動きがとてもよく表現されていたことが大きいと思う。真実を知った驚きや、それでも付き合うことに決めたイスの恋心、でもやはり受け入れきれない心の葛藤をハン・ヒョジュが繊細に演じていて、とても好感が持てた。ウジン役だけで123人という俳優がキャスティングされているのも見どころで、次は誰が出てくるのだろう？と楽しみだった。ウジン役の中には上野樹里もいる。上野樹里の時は日本語で会話していたりして、こんな設定もなかなか面白かった。ハン・ヒョジュはこの映画の前年に日本映画に出演していて、日本語のセリフも多かったので、そんなところも披露されて日本人としては親近感がわいた。パク・ソジュン目当てではあったが、いろいろな俳優を見ることができ、お得感もある映画だと思う。ラストの外国で二人が会うシーンが透き通るような美しい映像で、わたしが感じた映画の爽快感をより強く印象付けている。「人は見た目ではない」と言うのは簡単だけれど、その壁を本当に乗り越えていくイス、自分の人生を受け入れ続けてまっすぐに生きていくウジンという二人の人間の生き方が爽快だったのかもしれない。

今まで見たことがない、新感覚を味わえるロマンチックストーリーを楽しめました。毎日目が覚めると違う顔や見た目になってしまうウジンが、イスに恋をして、二人の恋愛がうまくいくのか、見どころでした。見た目が変わっても中身は全く変わらないので、本当に大切なのはどちらなのか考えさせられます。ウジンは毎日違う姿になってもイスのことが大好きで、一途な姿を見ると本当にこの恋がうまくいってほしいと願いました。逆にイスからすると、自分に声を掛けてくれて、いいなと思った人が次の日には顔が変わっているのはすごく複雑な心境だろうなと感じます。しかし、イスはウジンから顔が変わることを告白されたとき、驚きはしたけど納得して信じてくれたので本当に優しい女性だと思いました。最初は待ち合わせをしてもイスは毎回違う顔で現れるのを楽しんでくれていたけど、見た目じゃウジンがどれなのか気付けず、悩んでしまうイスの姿は切なかったです。一番好きだったシーンはパーティーに行くシーンでした。イスの周りの人たちに自分を紹介されるため、どうしてもかっこいい姿で現れたいウジンが奮闘する姿がおもしろかったです。ウジンは大切な場面でイスを喜ばせることができたのか注目です。

色んな目線から考えさせられる中々深い映画です。18歳からなぜか毎日容姿が変わってしまう主人公。それも男性女性、年齢も様々で本人は容姿を選ぶことが出来ません。その異変から当然学校へ行くことも出来なくなってしまいます。幼馴染だけは、その事実を笑い飛ばして傍に居てくれます。そんな中、恋をしてしまいます。知らない人に毎日好きだと言われると、人はどんな気持ちになるだろうか？自分自身に置き換えた時、それは恐怖でもあると思いました。中身は変わらないはずだと、目をつぶって自分に言い聞かせたところで、到底受け入れられるものでもありません。例え外見が変わっても、中身は変わらないと言われたところで、毎日容姿が変わってしまう人を自分が愛している人だと認識するまでには時間がかかってしまいます。一日で愛する彼だと認識するには時間が短すぎてしまい、次第に病んでいく彼女を見ていると複雑な気持ちになりました。この映画を見て、愛する人と当たり前のように一緒に居られることの幸せを感じることが出来ました。私自身、大切な人と一緒に歳を重ねられる今を大切にしようと思いました。真の愛とは何かを考えさせられるのですが、今まで見たことのないような不思議な感覚で見ることの出来る映画でした。

椅子職人であり毎日顔が変わってしまう男性・ウジンと、家具屋で働く女性イスの純愛ラブストーリーです。まず、この映画を見て、「国籍・性別・年齢問わず寝たら顔が変わってしまう男」という、ウジンの設定に驚かされました。今までにない変わった設定だと思ったし、少しファンタジーの要素も含まれているようで、面白いと思いました。一方で、この映画の中では何度も「儚さ」が描かれています。毎日顔が変わるウジンにイスが気づけない儚さ、イスの苦悩が自分のせいだと知ったウジンの儚さを見ていて、普通の恋愛とは何か考えさせられました。最も印象に残っているシーンは、イスの苦悩を知ったため、イスと別れチェコで椅子職人として働くウジンに、イスが会いに来るシーンです。ウジンはイスのことを想って、イスのことを全く知らないふりをしますが、イスがウジンだと確信を持っていたからです。以前はウジンに気づけなかったイスが、離れている間にウジンへの想いを募らせ、毎日顔が変わるウジンに気づけるようになったということに、心動かされました。また、もう一つの注目シーンは、毎日顔が変わるウジンのある1日に、日本の人気女優の上野樹里が出てきたことです。上野樹里が出演しているとは知らなかったので驚きましたし、観光映画に親近感が持てました。

この映画は、ある日突然見た目が毎日変わるようになってしまった男性の日々を描いた作品です。「見た目よりも性格が大事」とされる社会の風潮の中で、主人公の見た目を変えることによって、見た目によってどんな影響を受けるのかを感じることの出来る斬新なストーリーでした。この主人公が国籍も問わず老若男女様々な人に変わっていくという中で、本人も毎日見慣れない顔になっていることに対してのストレスや、周りの人に理解してもらえないストレスや人々が毎日自分に対する対応が変わることへのストレスなど、様々な感情を抱いている事がみているこちら側にも伝わってきてとても辛い気持ちになりました。そんな中で、彼の恋愛模様も描かれていくのですが、その容姿の問題から、様々な問題が起きて来ます。この映画を見ていると、自分自身も、日頃、どれだけ外見の印象に影響されて、人に接しているのかを気付かされました。また、見えないものを信じることの難しさも改めて感じました。しかし、映画を見た最後には、美しい内面を持つ事の大切さを改めて感じることができたような気がします。少し変わった斬新で考えさせられるような映画を見たい方には是非おすすめの映画です。