アキハバラ＠DEEP(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

夢に向かって楽しくも愉快な仲間たちが集まる。定番のような設定ではありますが、夢を魅せてくれ、楽しくてワクワクしながら観れました。会社務めだけが人生、人が生きる道ではない。それをアキハバラ＠ＤＥＥＰのメンバーが教えてくれました！

石田衣良さんの原作実写作品は全て最高。本作ももちろん最高でした。良い意味でのツッコミが尽きないディープな作品になっています。

ベタベタですが、インド人のジャンク屋から買った機器が「SOMY」「FUJITYU」「GELL」。そして、MacのOSがWindowsというベタなパロディがツボでした(笑)
そんな彼らが作り出したクルークという検索エンジンは実際にあったら面白そうだなと思います。

最大の見どころは悪役ですが、デジキャピ社長を演じた佐々木蔵之介さんの存在感です。彼がいるのといないのでは、物語の面白さが全然変わってくると思いました。

10代からヲタクとして趣味趣向に突っ走ってきた同世代(30代)には響くだろうという作品。サーチエンジンに夢も希望も詰めまくって「大海」なんて感じてしまう感覚に、ちょっと懐かしさも感じます。若い自分たちだけで起業してしまうフットワークの軽さと、会社立ち上げ時の準備のシーンは一緒に起業している感覚になってわくわくします。学生の設定ではないですが、これはこれで青春という感じで見た目のアングラ感の割に爽やかです。ストーリーは思ったよりもわかりやすい展開なので、オタクじゃないからわからない。ストーリーが読めないということはないと思いますのでご安心を。キャストの方は主演の成宮くんがオドオドしてて可愛いです。三浦春馬くんも若くて可愛い！！！意外とイケメン映画？かもしれません。腐女子目線でも大変美味しい作品で、萩原聖人さん演じる遠阪さんがミステリアスでとても素敵です。しかも、なんと意外なキャラクターと交際している設定も後半わかりますので、腐女子でこの作品を見る予定の方はどうかお楽しみに！ロケ地は秋葉原以外にお台場未来館、東京国際フォーラムが登場しますので、映画を観て気に入った人は都内でちょっとした聖地巡礼が出来ますので、良かったら足を運んでみてください。

「アキハバラ＠DEEP」は、秋葉原に集まった癖の強い若者たちが検索エンジンを開発して、それを巡って大手IT企業と争うという内容のお話です。成宮寛貴さんや忍成修吾さん、 荒川良々さんや山田優さん、三浦春馬さんなどが出演しています。秋葉原を舞台にした作品はいくつかありましたが、この作品は、前半にアキバ感を感じさせる雰囲気があって良いと思います。後半は、戦隊物のようなバトルシーンになっていて、この辺は少し安っぽい感じがしました。ソフトウェアを作る側は、情熱を開発に注ぐ姿勢が強く、大きな会社は、出来た物をサービスとして売っていき、ビジネスを成功させるという目的があり、双方立場がかなり異なります。秋葉原という日本でも独特の雰囲気を持った場所を舞台にしたこの作品では、背景に企業買収、作り手とビジネスを成功する側の立場の違いを最初から明確に設定を組み込んでいるので、比較的対立軸が分かり易いです。キャストに人気若手俳優を起用して、それぞれのキャラクターを見事に表現出来ていて、十分に原作の雰囲気を出しています。ただ、原作からカットされている部分もあり、そのカットされた部分が原作の見せ場だっただけに少し残念なところもあります。作品自体は、面白いと思いますし、2006年当時の秋葉原の風景を振り返ってみるのも面白いでしょう。

「アキハバラ＠DEEP」は、日本でITなど話題がよく挙がっていたときの映画で、そういう雰囲気を感じることがしやすいです。登場人物は社会不適合者という、多くが当たり前のようにやっている生き方をすることが困難な人たちです。彼らは通常ならば落ちこぼれの烙印を押されながら生きることになるのでしょうけど、彼らは違っていました。自分たちの能力を生かすことができる場で勝負しようと考え、検索エンジンの開発をしていくのです。ITが現実でも盛んに叫ばれていた頃だからこそ、こういうストーリーは特に印象に残りやすいと感じました。社会不適合者というのは、一般的な生き方を基準に考えたときにそういう見方をされるというだけであり、イレギュラーな生き方をしたうえで自分が輝くことができる場所を見つけられる場合もあるはずです。それを実践したのが映画で描かれている主役たちだと思いました。あと、この映画の舞台は主に秋葉原となっていますけど、映画やドラマで秋葉原を描くとやはり非常に面白く感じられやすいです。私自身も秋葉原が好きなので、そういう部分でも興味深く、面白く見られたと思います。あとは主役の面々を演じていた俳優陣のチョイスも良かったと思います。

オタクの聖地・秋葉原の片隅でくすぶっていた若者たちが、人生の勝ち組たちにひと泡吹かせるための戦いが痛快でした。成宮寛貴演じる主人公・ページを筆頭に、早々と社会からドロップアウトしたかのようなメンバーが次々と集まっていきます。Webデザイナーとしては優秀ながらリアルの女子は苦手なボックス、ピンチになるとフリーズしてしまうタイコ。唯一の武闘派にして紅一点でもあるアキラ役の山田優や、事情があっていつもヘルメットと特殊スーツを装着しているイズム役・三浦春馬の好演は見逃せません。行きつけのコスプレカフェに入り浸りながら、仲間うちでしか通じないマニアックなゲーム談義に花を咲かせるシーンは楽しそうですよ。なけなしの貯金を出しあって借りた小さな事務所、ジャンクショップでパーツを購入して自作したパソコン、知恵を出しあって完成させた画期的な検索エンジン。ベンチャービジネスで一発逆転を狙うものの、ITビジネス界のトップに君臨する中込社長にあっさりと横取りされてしまうのがほろ苦いですね。一度は諦めかけた夢とバラバラになっていく5人の絆を、如何にして取り戻していくのかが見どころです。それぞれが抱えているウィークポイントやコンプレックスが、個性や強味へと変わっていく瞬間を見逃さないでください。