瓔珞エイラク紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃の無料動画フル配信｜1話から最終回まで全話イッキ見

中国史実の女性版・半沢直樹。やられたらやり返すところが最高に気持ちいい！70話と話数が多いですが、長いと感じさせずにどんどんと観られるのは見事でした。

中国のドラマは長くて、いつも中途半端で終わってしまうのですが、本作は最後まで目が離せませんでした。

ヒロインが悲劇ではなく、やり返すキャラなので観てる側としてストレスが少ないところが良かったです。しかも、今までに見たことのない主人公の強さと愛情深さが魅力だったかなと思います。

中だるみすることなく、70話を一気に駆け抜けました。衣装やセット、小道具など全てが美しく目の保養でもあり、とても楽しかったです。

瓔珞<エイラク>～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～は、清朝最盛期第6代乾隆帝の治世を舞台に繰り広げられる歴史エンターテイメントであり、中国国内のドラマ賞を総なめにした逆襲劇です。瓔珞<エイラク>～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～は、第7代嘉慶帝の実母・孝儀純皇后をモデルとした瓔珞が母親同然の姉の死の真相を改名する為に宮中へ上がり、最終的に皇貴妃にまで上り詰めるサクセスストーリーです。しかし、瓔珞<エイラク>～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～は、一般的な後宮ドラマの様に一方的にやり込められた後に地位を固めて逆襲するにではなく、瓔珞は陰謀や策略を巡らせる高貴妃や金氏姉妹などを逆に陥れて排除していく展開が爽快です。また、従順だった順嬪や宮女・爾晴の富察傅恒への想いの暴走して富察皇后や瓔珞に牙を剥く展開には女の怖さを感じ、人の想いを煽ることで自分で直接手を下さず皇后・冨察や瓔珞を排除する継皇后・輝發那拉氏には後宮の恐ろしさを見せつけられます。輝發那拉氏は、皇太后や皇帝を呪う行為とされる断髪を行った純帝継皇后をモデルとしているので、南巡の謀反では史実に基づく興味深い結末を迎える作品です。瓔珞<エイラク>?紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃?は、最後まで報われない富察傅恒の最後と来世を誓いながらも後宮の主に上り詰める瓔珞が切ないドラマですが、キャスティングや衣装が豪華なだけでなくロケ現場のスケールが壮大で圧倒されます。

タイトル画像を見て、主人公のウー・ジンイェンさんが小顔で美しいのに惹かれました。か弱そうな体型に似合わず、意志の強さや賢さで紫禁城でのし上がっていく、という設定がぴったりだと思いました。この女優さんはバレエをやっていた方だそうなので、線が細く見えますが身体能力が高いのでしょう。ヒロイン・瓔珞は、最初は身分が低く読み書きもできない設定ですが、人並み外れて賢く、根性があることはすぐにわかります。しかも、自分の策略がバレそうになるとバカなふりをして逃れたりとなかなかの策士です。後宮が舞台のドラマなので次々と陰謀が起こることは予想していましたが、これでもかというほど裏切りや策略が多くてちょっと疲れました。瓔珞も本当に死にかけるシーンが何度かあって慌てました。タイトル画像では、一緒に写っているチン・ランさんにも目を引かれました。このドラマの中で最も美しく、皇帝の寵愛を受けた最初の皇后役です。皇后ってことは瓔珞のライバルなのでは？と思い、それにしてはかなり優しく聡明な様子なので戸惑いましたが、瓔珞が皇后になるのはもっ後のことで、富察皇后は瓔珞を妹のように慈しみ、読み書きを教えてくれる恩人でした。後継の王子を2人も失い、非業の死をとげます。瓔珞が紫禁城に入ったのは実の姉の死の真相を突き止めるためでしたが、それだけではなく、紫禁城での姉ともいえる富察皇后まで失い、その死について調べることになり、数奇な運命だなと思いました。男性陣は、最初のうちは辮髪に馴染めなかったのですが、皆さんとてもハンサムなので似合うものだなと思うようになりました。富察皇后の弟・傅恒が一番ハンサムでファンが多いだろうと思いますが、乾隆帝もとてもカッコいいです。側室がたくさんいて皇帝の寵を争うのですから、魅力のある皇帝のほうがしっくりきます。側室たちも美人揃いで驚いてしまいました。側室どうしはお互い協力し合ったり、陰謀を仕掛け合ったりするのですが、瓔珞とラスボスともいえる相手が戦っているのに便乗して小悪党の側室が小細工をしてきて事態が複雑になる、というエピソードも複数ありました。そんな時、ラスボスの側室は「瓔珞ならこんな見えすいた方法は取らないはず」などと考え、瓔珞の賢さを認めている様子なのが興味深かったです。ドラマの中では年数が経過していますので、時の流れに伴い、味方だった筈の人に裏切られたり、わだかまりが溶けて協力したり、人間関係に変化が生じて話の展開が読めなくなったりして最後までハラハラしました。

自分が生まれた時に母親を亡くしそれが元で父親が全く自分に関心を持たず寧ろ恨まれているように感じている。そして年が離れた姉が唯一の親代わに育った瓔珞は、大切な姉を殺されたと思い、その復讐のために宮中に上がりました。最初は刺繍専門の女官でしたが、やがて頭の良さと気配りを皇后に認められて皇后付きの侍女に取り立てられます。その後は瓔珞の出世を妬んだ同僚から陥れられたり虐められ、冷遇されたり左遷されますが、持ち前の努力と機転で乗り切り、やがて皇帝に愛されて皇后に次ぐ地位にまで登り詰めました。…というと単純な出世物語のようですが、女性同士のバトルはかなり過激で陰湿な策略も多く、また女優さんたちの感情表現も豊かなので見ていて全く飽きませんでした。恨みつらみや愛憎だけではなく、それぞれ家の繁栄や家族の出世を背負って宮中で暮らす女性たちは華やかな装いをしていても哀れでもあり、一方的な敵役は1人もいないと感じました。巨額の費用が使われたドラマのようで、女優さんたちの衣装もそれぞれの出身階級や部族を表した独自の装飾や刺繍が施され豪華で美しく、ドラマのセットも豪華で、清朝最盛期の圧倒的な資金力と繁栄が偲ばれます。たくさん美女が出てきますが、私は富察皇后役の女優さんが優雅で教養もあって正に「国母」に相応しく、大好きでした。