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天国からのエール(映画)の内容

映画『天国からのエール』は、2011年10月に公開されました。

沖縄にある無料の音楽スタジオの設立に尽力し、2009年にがんで逝去した仲宗根陽（なかそね ひかる）さんの実話を基に、熊澤誓人さんが監督、尾崎将也さんが脚本を務めて制作されました。

本作は、高校生バンドが練習する場所がないことを知り、自らが営む弁当屋のガレージをスタジオに変え、若者たちの夢を応援する男の生き様が描かれており、高校生たちから“にぃにぃ”と慕われる主人公を阿部寛さん、そんな彼を支える妻をミムラさん。高校生を桜庭ななみさん、矢野聖人さん、森崎ウィンさん、野村周平さんが演じております。

素晴らしい物語をこの世に残してくださった仲宗根陽さんに感謝の気持ちでいっぱいです。また手掛けてくれた映画の関係者さんに拍手。

本当は、タイトルで主人公の結末を暗示させてしまうような映画は好みではありません。しかし、陽さんの尋常ではないくらい若者たちに寄り添った姿は凄いことだと思いますし、感動で泣けるお話しでした。見て良かったです。

凄くカッコイイ生き様ですね。映画の内容もさることながら、主題歌も素晴らしかった。物語でジーンときて、主題歌を聴いて涙を流す。2度泣ける作品でした。

実話ゆえに涙とともに、なぜか心がスッキリしました。こういった子供に対しても本気の大人たちが必要です。自分もそんな大人になれるように努力しようと思いました。

あらすじ

沖縄のとある町で『あじさい弁当』という小さな弁当者を大城陽（阿部寛）と妻の美智子（ミムラ）で切り盛りしていました。安くて美味しい弁当は近所の高校でも大人気でした。

その高校の学生であるアヤ（桜庭ななみ）、カイ（森崎ウィン）、キヨシ（野村周平）の三人は学校でバンド練習をしていましたが、音がうるさいとクレームが入ったことにより、学校でのバンド練習が禁止されてしまいました。

そこで、陽が店の空き部屋で練習させるも、近所からの苦情で結局できませんでした。陽には音楽が好きな彼らを支えてやりたいと思う、ある理由がありました。そこで、妻の美智子には何の相談もせず、実母からお金を借りて店のガレージをスタジオに改装することを決めると、学校の生徒たちが参加し、大勢でスタジオ作りが始まりました。

やがてスタジオは完成し、陽は生徒たちにむけてスタジオは自由に使って良いが『挨拶をしろ』『赤点をとらないこと』『人の痛みがわかる人間になること』3つの約束を守れと言いました。

高校生たちは、ことあるごとに本気で叱ってくれる陽のことを「にぃにぃ」と呼び慕い、練習に励む毎日を過ごしていましたが、ある日、陽が病に倒れてしまいます…。

見どころ

沖縄にあった無料の音楽スタジオ『あじさい音楽村』。このスタジオを設立した仲宗根陽さんが2009年にがんで逝去いたしました。彼の実話を基に作られた本作の最大の見どころは、本編後のエンドロールに凝縮されております。

主題歌を担当したガールズロックバンド・ステレオポニーは、実際に『あじさい音楽村』で練習を重ねており、陽さんとも交流がありました。そんな彼女たちが陽さんへの感謝の気持ちを込めて制作した歌が本作の主題歌となっております。

残念ながら、本作の公開から1年後の2012年12月27日を持って解散してしまいましたが、彼女たちが歌う主題歌「ありがとう」を聴くと、これは作り話ではなく、実際に若者たちの夢のために、人生を賭けた大人がいたと実感できます。

本編も見応え十分ですが、ラストカットからエンディング曲で涙が止まらなくなります。是非、ハンカチを用意して鑑賞してください！

スタッフ

原案：「僕らの歌は弁当屋で生まれた・YELL」
監督：熊澤誓人
脚本：尾崎将也 / うえのきみこ
音楽：御供信弘 / 林祐介
主題歌：ステレオポニー「ありがとう」

キャスト

大城陽：阿部寛
安くて美味しいと評判の『あじさい弁当』弁当を営んでいる。

大城美智子：ミムラ
陽の嫁で、一緒に『あじさい弁当』を切り盛りしている。

大城あかり：謝敷玲来
陽と美智子の一人娘。

大城千代：吉田妙子
陽の母親。

比嘉アヤ：桜庭ななみ
伊野波カイ：森崎ウィン
仲村キヨシ：野村周平
本気でプロを目指している高校生バンド。

真喜志ユウヤ：矢野聖人
アヤたちの同級生。ギターが上手い。

赤嶺清順：田辺啓太

ミキ：ヒガリノ

真喜志愛子：きゃんひとみ

タウン誌の記者：前原エリ

その他：吉田瑠歌 / 玉城たず子 / まーちゃん / 玉城満 / 田原雅之

天国からのエール(映画)の感想

20代男性

数々の有名アーティストを輩出している音楽スタジオ「あじさい音楽村」を創設した仲宗根陽の激動の半生を描いた感動的な作品でした。2009年に惜しくもガンで亡くなった彼の事を慕う人は多く音楽界の第一人者であったことがはっきりと分かります。沖縄小さな弁当やを営んでいる大城陽は、弁当を買いにくる高校生バンドマンが練習する場所が無くて困っていることを知り、店のガレージを改装してそんな練習場所のない子供たちの為のスタジオを作ります。そこで学生たちとの約束が「挨拶をすること」「赤点を取らないこと」「人の痛みがわかる人間になること」でそれを条件になんと無償でそのスタジオを貸し出します。高校生たちは陽の事をニイニイと呼ぶようになりまるで兄のように慕い練習に没頭していくようになるのですが、そのまま一筋縄ではいかず様々な問題が浮き彫りになって行くのですがそれでも諦めない夢を持ち続ける陽の姿に感動してしまいます。主人公の大城陽を演じるのは阿部寛さんは本当にこの役がはまり役でこんな弁当やのオジサンがいたら絶対毎日通うな～と思わせるほどの演技力に引き込まれます。その他にも学生約の森崎ウィンや野村周平など注目の若手俳優も数多く出演していますので注目です。

まとめ

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